雑談:谷岡ヤスジの最初期の鼻血ブー語りを読んで「へー」となる
興奮して鼻血が出るのはマンガ表現であって実際に出ることはないわけですが、その興奮=鼻血ブーを結びつけたのが漫画家・谷岡ヤスジなのは、かつては常識だったものの、今、谷岡ヤスジを読む人は少ないので常識とは言えないかもしれません。
たまたま目に入った谷岡ヤスジのインタビューを読んでたら、谷岡ヤスジが鼻血ブーについて語ってる部分があって、そこを読んだら「へー」となったのでお知らせします。
載ってたのは『季刊KEN』3号(1971-01-01、写研)。この雑誌で「マンガとは何か?」というタイトルの谷岡インタビューがあって、そこに出てきました。谷岡は当時、「ヤスジのメッタメタガキ道講座」というマンガを『週刊少年マガジン』1970年5月3日号から連載中で、ここで登場した表現「アサーッ!」と「鼻血ブー」が大流行しました。ヘタウマという表現様式がまだ確立していない時代に、落書きの延長のような絵柄で、破壊的かつ衝動的なギャグを描くことで、マンガの革新を行いました。皆が谷岡にマンガについて聞きに行きたくなっていた時期です。
さて、インタビューは当然「鼻血ブー」についても聞くわけですが。まずこんな話から。
女の子たちは鼻血を出してる姿に優越感を感じる……。本当かよと思いますが当時はそういう人もいたのでしょう。で、問題は次です。
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