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コミティア148で買った本

2024年5月26日(日)に東京ビッグサイトで開催された「コミティア148」に行ってきました。『コミティア魂』を出したことだし、2024年は40周年イヤーでめでたいわけだし、今年は全部行くつもり。で、行くたびにちょこちょこ買ってはいるのだけれども、超久しぶりに何を買ったかを紹介します。

年々、何を買ったのか人に教えたくなくなっていました。というのは、正直に書きますと、「ばるぼらさん、私の本を買ってくれなかったんだな」とか思われたくないから……。いや、言われたことがあって……。でもさあ、人付き合いだの義理で買い始めると、それだけでお金もかかるし場所もとるしでちょっともー無理なんですよ! 別に5人くらいしか知り合いがいなかった時期はよかったんですが、一時期、知り合いが下手に増えたことで義務感でサークル回ったりするのが嫌になってしまったのだった。

ワタシの本もね、別に興味ないジャンルの本ならいいんですよ、買わなくても。買ってくれたほうが嬉しいけどさ、ワタシを喜ばせるために買うんじゃなくて、自分を喜ばせるために買ってほしいです。それが一番大事。ただし買って読んだ人は読まなかった人よりも特別扱いする。当然だ!

同人誌を買う基準はあります。

・前のがめちゃくちゃ良かったサークルの新刊
・最近の知り合いで本の趣味も合いそう
・見本誌コーナーで見て良かった
・歩いてる時の表紙から受ける印象、勘
・1500円以下

そんな感じで、軽くコメントしつつ。あ、基本的に新刊のみ。

louis『アーリー・アフタヌーン』

今回ベスト級。内容は「創作をする自分」と「仕事をする自分」と「年令を重ねた自分」の重なりを丁寧に描いており、読後感が最高によかった。若い人が読んだらどうなんだろう、まだピンとこないんじゃないか?という気もしますが、ある程度の年齢を迎えた人の心にはきっと忍び込みます。通販なし。

ノノー『高校生の友達』

今回ベスト級。サークル名は「ザ・ライダー」だったかな? アカウントなし。表紙の二人の高校生の交流を描く作品なんですけど、これはどこまでネタバレしていいのかわからんわ。最初の出会い方から、学校の外で一緒に出かけるようになって、その後の会話にスッと引き込まれました。

「クラスの友達はさ」
「新学期 たまたま近くの席でお昼一緒に食べた友情が 今も続いてる感じ?」
「そーかも…」
「ふふっ」
「だからその こうしてわざわざ 学校の外で会うことはないからさ」
「こっちは意思ある友情なんだ」
「そうそう」

あー読んでほしい。でもきっと、いつかみんな、どこかで読むことになるんじゃないかな? そんな気がする。

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2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定の定額マガジン(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。あとnoteの有料記事はここに登録すれば単体で買わなくても全部読めます(※登録月以降のことです!登録前のは読めない)。『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』も全部ある。

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追…

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