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ばるぼらさんの全記事アーカイヴ

2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定です(インタビューは相手の許可が必要なので後回し)。テキストを発掘次第追加します。あとnoteの有料記事もここに…
2001年以降に雑誌等に書いた記事を全部ここで読めるようにする予定の定額マガジン(インタビューは相…
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#1990年代

雑談:なんで昔B’zを「ダサい」って言ってたのかというと

下記には別にB’zの悪口とかは書いてません。構造の話しかしてない。 この話題ね。 なぜB’zを「クソダサい」とか言うんですか!?ひどい!! ダサいって言ったほうがダサいわ!!と、多くの人が思ったと思います。あくまで昔の話ですが、しかしこれは1990年代論的に大事なことなので書いておこう。

1990年代ベストアルバムランキング50(邦楽編)

あれだな、洋楽やったから邦楽もやっちゃうか!そんな悩まず書けそうだし!ということで選びました。世間的な名盤について書いてもしょうがないので、好きなのしか選ばないよう気をつけました。気を抜くと「あれ一応載せたほうがいいかな」「これ載せないと恥ずかしいな」みたいなバランス取りたがる気持ちが湧いてきちゃうんですよね。あるでしょそういうの。今回選んでないので言えば、スピッツ、ブランキー、中村一義、フィッシュマンズ、ナンバーガール、ブッチャーズ、キリンジ、宇多田、SMAP、スーパーカー

1990年代ベストアルバムランキング50(洋楽編)

2021年に1980年代洋楽を50枚選んで、そのうち1990年代をやろう…と思ってたものの、全然浮かばなかったのでそのままにしてましたが、急に思い立ってやることにしたところ、意外とすんなり決まった。さっさとやればよかった。 内容的には「当時超聴いたやつ」と「後から知って聴いたやつ」が混ざっていて、ジャンルではギターポップ的なのを選び始めるとそればっかりになるから減らしたりしました。んでR&Bとジャズが全然ない、という感じ。 50位~50. The Roches『Will

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『GON!』特集ベスト10(1990年代編)

カストリ書房から出た『「GON!」創刊顛末記』というのを読んで知ったのですが、『GON!』って創刊が1994年で、今年30周年みたいですね。時の流れがすごすぎて、ちょっとめまいが……。 この雑誌、好きでした。ほとんどの記事が1~2ページで終わって、そこに情報をぎっしり詰め込むために文字が極小サイズ。めくってもめくってもくだらない情報しかない!(上記表紙写真の見出し参照)という、新しい感覚の雑誌でした。似た雑誌が思い当たりませんでした。どうやら『POPEYE』の昔のコラムペー

¥300

渋谷系視点で1990年代CD-ROMマガジンをディグりたいがあんまりない

1990年代カルチャーとして忘れられないのがCD-ROMマガジンです。まだインターネットが従量制課金で、大きいサイズのソフトウェアをダウンロードするのに時間がかかって大変だった頃、CD-ROMという大容量メディアの力は大きく、CD-ROMからインストールすれば実質無料じゃん!と、みんなありがたく買い、使っていました。 それ以前はフロッピーが付録のパソコン雑誌がありましたが、所詮収録できる容量は1.4MB程度。CD-ROMの約650MBに敵うわけはないのです。桁が違う! 雑誌

¥200

「君の瞳に恋してる」と1990年代

Twitterで「君の瞳に恋してる」の話題が微妙に目に入ってくるせいで聴きたくなってしまったじゃないか。当然オリジナルではなくボーイズ・タウン・ギャング版を。1981年リリースだけどシングルカットは1982年。 この曲、初めて聴いたのっていつか覚えてます? ワタシ、めちゃくちゃ恥ずかしいんですけど、1998年まで聴いてなかったんですよ。全然耳に入ってこなかった。最初に聴いたとき、「なにこれ、めちゃくちゃ最高の曲じゃないか!?」ってびっくりしたのを覚えています。もちろん今なら

¥300

ゴロワーズを吸ったことがない

1990年代のムッシュかまやつ再評価のキモになった楽曲といえば「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」です。え、オリジナルバージョン聴いたことないの!?今すぐ聞け!! シングル「我が良き友よ」(1975)のB面。 アメリカのファンクバンド=タワーオブパワーが演奏と編曲に参加した、日本のレアグルーヴとして、今となっては知られます。1974年11月の来日公演の際、声をかけて参加が実現(他にRCサクセションのアルバム『シングル・マン』にも参加しています)。当時はA面曲が売れまくって話

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1990年代の洋書10冊選ぶ

やべー忙しすぎてnoteに書くことが思いつかない、と困ってたら「1990年代のベスト本を10冊選ぶのはどうか?」と提案され、当然サブカルっぽいのでいいんだよね? OK、それでいくぞ!と思ったら「洋書で」と付け足されました。え、洋書で!? そんな沢山読んでないけどいいの? という感じですが、まあ偏ってるほうが見てて楽しいかも知れない。サブカルっぽいので洋書選ぶ人ってなかなかいないもんね。ということで。

画像集:1990年代クラブ系フライヤーコレクション

途中まで書いて結局公開してないしょうもない記事が溜まってしまって、どうしよう、とりあえず画像で更新しておこう……。と思ったものの、出てくるのが中途半端なのでまた今度続きをやるかもしれない。1992~1997からピックアップ。 1992-09 GOLDスケジュール

『MINI SKIRT』再考

『MINI SKIRT』最高、と書きそうになったがそれでも構わない。カジヒデキ『MINI SKIRT』の良さは1997年とは思えないポップミュージックの塊として最初に聴いた時の好印象が忘れがたく、何度も聴いてるけど今年初めて聴くついでに文章も書いておこう!という記事です。 ブリッジ解散以後まずそれまで在籍したバンド=ブリッジが、1995年7月に解散します。本当は6月24日のクロコダイルでのライブが最後だったところが(23日に下北沢スリッツ)、大阪のライブ予定が入ったため、7

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『Fine』の「MC教室」が載ってる号を探す

(注:実際の記事が読めるわけではありません!) 雑誌『Fine』に載ってた「MC教室」の話、ヒップホップ好きならご存知だと思いますが、一応説明しますと、ときは1995年、前年から続く「今夜はブギー・バック」と「DA.YO.NE.」のヒットで日本にヒップホップブームが起こり、ラッパー志望者が増加(?)していた時代に、もっとみんなにラップしてもらおう!と始まった、新人ラッパー育成のための連載ページです。 連載を通してラップの仕方を説明するのかといえばそうではなく、重点を置いて

バカTをふり返る

前回書いたゲームウェアの話は、このバカTの話と前後編というか、一緒に読んでほしいなと思って書いたやつだったのだが、間が空いてしまった。今回はバカTシャツ。 バカTシャツは「ネタTシャツ」「おもしろTシャツ」などとも呼ばれる、デザインに何らかの笑える要素があるTシャツです。かつては日本語が載っているだけで妙に面白かった時代がありました。Tシャツというのは英語が書かれているのが普通であって、日本語が書かれているなんて……(笑)という時代があったのです。もはや隔世の感?

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ゲームウェアをふり返る

アニメやゲームのクラブイベントというのがもはや普通になり、そんなの当たり前じゃん、というムードの昨今、しかしそれが当然ではなかった時代がありました。ゲームはオタクの文化であって、かっこよくない時代があったのです。ではいつからゲームはかっこいいモノとして扱われるようになったのでしょうか。まあ予想はつきますが、今回はその辺。 前提:家庭用ゲーム機&ゲーム発売日簡易年表1983-07-15 日本、ファミリーコンピュータ(任天堂)発売 1985-10-28 米国、NES=海外版ファ

1990年代『STUDIO VOICE』ベスト10

ただし音楽関連除く。 仕事で『STUDIO VOICE』の表紙をスキャンするために取り出して、ついでにバックナンバーをめくってたら懐かしくなってきてあれもこれもと読み始め、ついに脳内ベスト10を始めるに至った。その記録。 完全に娯楽で読んでたつもりの『STUDIO VOICE』ですけど、数年前に引っ越しで雑誌を処分するという知り合いから何冊かもらった際に「なんでこの号買ったの?」と聞いたら「勉強のため」と言われ、「そうか、『STUDIO VOICE』は勉強のために買う雑誌