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132,君は私の大切なともだち。チャリス・ウェルガーデンで出会った天使

グラストンベリートーから下山して、チャリスウェルガーデンに戻ってきた。

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ここからのお話は、わたしにとって、とてもとても大切な話。
おとぎばなしみたいだけど、ホントにあった出来事。

それは、とても不思議で信じがたいことかもしれない。だけど、私にとって大切な記憶だから、大事に大事にして文字に起こそうと思う。

いくよ。

2度目のチャリスウェルガーデンに入った。
閉園まであと40分ほど。

入場口の受付の方が、私を覚えててくれて、ニッコリとしてくれた。チケットは買い直さないで済んだ。

もう西陽に傾き始めて、空間は黄金色に染まろうとしてた。

観光ツアーできた時よりも、わたしの気持ちが落ち着いてたのと、園内の人口密度が少ないことでその場は、より一層洗練された空間になっているような感じがした。

いくつものゲートを越えて、また井戸に。
水の独特な甘い香りがする。耳をすますと、風が通る音や水がポチャンと弾ける音がする。心地よかった。

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井戸のそばにあるベンチに腰掛けて、井戸を見つめていた。
この井戸にはなんとも言えない惹きつける魅力があるのだ。
なにかに包まれるような、優しい心地よさ。

すると、、、

パタパタッと私のすぐ隣に、一羽のコマドリ(イギリスではロビンと呼ぶ)がやってきた。

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私の顔をじっとみながら、気持ちよさそうに目を閉じた。
可愛らしい子。

小さくて、胸周りのオレンジがとてもキレイ。

なんて可愛いんだろう。
私は、ロビンにむかってニコって笑った。

ロビンも私をみながら首を傾げる姿が愛らしかった。


それから、お庭をまた少し歩き会いたくて会いたくてたまらなかったエンジェルのベンチにてエンジェルさんにご挨拶した。

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1回目に来たときは、観光客で人だかりができてて、そばに寄れなかったのだ。

このベンチは、ジョン・レノンがイマジンの歌詞を構想したと言われてるベンチ。

ジョン・レノンのこともイマジンも大好きだし、ビートルズも好きだ。ポール派だけど。いや、最終的にジョージに目移りした。

そんなことは置いといて、エンジェルさんにむかってたくさんのヒーリングを送る。

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すると、エンジェルさんがこんなことを言った。
「いつも、そばにいるからね」

「え、あ、ありがとうございます。。嬉しいです。私もエンジェルさんの味方です。」

「アンジーさんがここを離れようと、日本へ戻っても、そばにいるよ。大丈夫だよ」

ぶわっと目に涙が溜まった。
ジョン・レノンもこのエンジェルさんとお話したんだろうか。だとしたら、どんなお話をしたんだろうか。
きっと優しくて、愛に溢れてた時間を過ごしたに違いない。

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すると、、、、

パタパタパタパタッとまた、ロビンが隣にやってきた。

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「君は、さっきの子?」
とガチで動物に話しかけるアンジーさん。(不思議ちゃん系ではないよ)

ロビンはまた私の顔をじっとみながら、じわっと目を閉じる。
わかるかだろうか?小鳥が何か気持ちよさそうなときに目を閉じる表情。 ニコ〜ってするあの感じ。

私の周りをパタパタ飛び回り、肩に乗ったり頭に乗ったり。

シュッと勢いよく飛んで、エンジェルのベンチから遠くへ行ってしまった。

私も、そろそろ閉園の時間が迫ってたので園の人に迷惑かけちゃいけないと思い、出入り口のゲートに向かった。

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トンネルを抜けると、、なんとも美しい光景が目の前に広がった。。
西陽に当たる草木が黄金に輝いて、シャボン玉のような透明の大きな球体がふわわんと空に向かってたくさん飛んでいる。。

なんなんだこれは。。。

多幸感に溢れた球体が空に向かって浮かんでくんだ。
この地を中心にして、癒しと愛の波動を風に乗せて飛んでいくかのような。

美しさに心が高鳴る。
もう少し、この空間に包まれていたい。

そんな気持ちで、閉園時間ギリギリまで出入り口ゲートのそばのベンチに座ってたら、さっきのロビンがシュッと現れてベンチの手すりにとまった。

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「ありがとう。君のおかげで私はとても素敵な旅ができたよ。君のこと忘れないよ。また絶対に戻ってくるね」と伝えた。

ロビンはまた、ニコォっとしたような表情をみせ、すぐに勢いよくヒュンッと木陰に向かってとんで行った。

心底癒してもらい、チャリス・ウェルガーデンから出た。

お土産屋さんがあるので、そこでチャリスのお香と愛のアロマオイルを買った。あと園内でチャリスのシンボルが入ったガラスのボトルも買ってお水を汲んで持ち帰った。

これで、日本に帰ってマッサージするときにアロマオイルやお香を焚いて癒し倍増しよ。と決めた。

お店を出てドアを閉めたら、窓際に吊るされていたサンキャッチャーがキランッと光った。

オレンジの、ロビンの胸みたいな色。
それもそのはず、サンキャッチャーのトップチャームにはロビンが象られていたのだった。

「ここまで見送ってくれたのかな?」
と思って、あたたかい気持ちになった。

あと一歩で一般道に出る。そんな最後の最後にチャリスウェルのゲートを振り返った。

すると、、
ヒュンッと滑らかな弧を描くように飛んだロビンの姿。

「いつも、そばにいるよ」

エンジェルさんの言葉が頭の中で繰り返され、
チャリス・ウェルガーデンを後にした。


つづく

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