和紙に写真をプリントしたら、古民家の砂壁和室にも似合うポスターになった。
夏に読んだ本「うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真」をきっかけに、やっていきたい方向が見えるようになった。
何屋なのか分からないぐらい色々手を広げていたけど、軸は写真にしていきたいと思う。
プライベートでも、仕事でも。
文章、動画、デザインなどのように枝葉は色々でも、中心に据えるのは。
自分には「できる」といえるほどの強みはないという自信の無さから、求められるのであれば何でもと取り組んでいたけど、「したい」ことを中心にしていきたいと思えるようになった。
春から始めて、どうしていこうと思っていた古民家図書館にも写真の要素をプラス。
最近撮った写真のうち、古民家に合いそうな写真をプリントして飾ってみた。
豊後高田市で撮ったサルスベリの花。
墨絵っぽい雰囲気になるかと、モノクロにした。
用紙は「PHOTOPRI」のサイトを見て気になっていた和紙、【阿波和紙】忌部 薄口 白を選んで。
届いた時、和紙だからもちろんペラペラで、質感を見せるために透明のフィルムをを外したかったのでピンと貼るのに工夫が必要だったけど、何とか手持ちのフレームにはめ込むことができた。
見た人からは「写真じゃないみたいですね!絵みたい」と言われる。
狙いは当たったのかもしれない。
和室に合うのは間違いない。
そのほか、半畳分の物入れの扉には、マット紙のポストカードに写真を印刷。
こちらはインクジェットプリンタで手軽に印刷した。
光沢紙でも試したけど、マット紙のほうが古民家には合うようだった。
写真を撮った場所は移住した豊前市、周辺の上毛町、豊後高田市。
今いる場所からどこも車で1時間以内で行ける、近場ばかり。
古民家図書館に訪れた人から、「ここはどこ?」と尋ねられるなど、会話の糸口になった。
古民家図書館にやってくる人と写真がどう化学反応を起こしていくのか。
そしてその影響は自分自身にもどう及んでいくのか。
▲フォトリトリート体験のモニター募集の準備も古民家図書館に写真要素を加える取り組みのひとつ。
こちらについてはまた別の記事でお伝えしていきたい。
▲古民家に住んでいた頃の和室インテリアの記事。