「なんでもやる」から「与える」へ。アソシエイトマネージャーの成長環境
新卒1期生として2020年4月に入社し、今年の1月から「AsMgr(アソシエイトマネージャー)」に任命された浅香さん。プロダクトの推進や、チームメンバーとの1on1、人事評価、面接や面談といった採用業務など、多方面で活躍されている浅香さんに、入社後から現在に至るまでのキャリアについてお話を伺いました!
新卒1期生で入社後、自然とチームを任される立場へ
ーー2020年に新卒で入社された浅香さん。入社の決め手はどこにありましたか?
現在は毎年約10名ほどの新卒エンジニアが入社しているバイセルですが、僕が就活をしていた当時は、エンジニアの新卒採用を始めたばかりでした。新卒1期生として入社できることに加えて、リユース事業の将来性にも魅力を感じ、入社後に活躍できるチャンスが多いと思ったことが1番の決め手でした。
ーー浅香さんがマネジメントのキャリアを考えたきっかけについて教えてください。
初めてマネジメントを経験したのは新卒1年目の頃で、基幹システム「GYRO」の運用を担当していた際に、タイミング良くマネジメントのポジションが空いたこともあり、自然とチームをまとめる立場を任されるようになりました。
2021年からは現在も進行しているリユースプラットフォーム「Cosmos」のプロジェクトが立ち上がり、商品マスタシステム「Promas」の開発を担当しました。元々1つのことに集中するよりも、全体感を把握して進めたいタイプだったこともあり、周りを見ながら業務を行っていたことが評価され、チームやプロダクトマネジメントを任せてもらうことが徐々に増えてきていました。この頃から本格的にマネジメントのキャリアを意識するようになりました。
Promasについて詳しくはこちらをご覧ください👇
入社2年目で新規プロダクト開発に参画
ーー新卒2年目で担当された商品マスタシステム「Promas(プロマス)」をより使いやすいシステムにするためにどのような工夫をされたのでしょうか?
作って終わりではなく、運用後のデータを数字で取り、その結果から何をどう改善すればいいのかを上長や事業部の方と対話しながら見つけていきました。何度も対話しながら深掘りすることで、自分一人では思いつかなかった気づきや改善案が見つかり、すぐに次のアクションに移すことができました。
ーー具体的にはどのような点を改善されたのですか?
もともと「Promas」は、査定時に商品マスタを参照することで、査定時間を短縮できるように開発をしていました。開発段階では十分な機能だと思っていたのですが、商品の検索ができるだけのシステムでは、実際の業務ではあまり役に立たなかったんです。そこで、現場で査定を行うメンバー向けに最適化するために、事業部へのヒアリングを実施しました。
ヒアリングでは、今の画面では使いづらいという声が多くあがり、何のデータを見たいのか?どういう機能があると便利なのか?と対話を重ねていきました。
そこで、査定時に必要なデータが見やすいように画面表示を変更したり、データ集計の方法を変えたりと、少しずつ改善を重ねていきました。具体的には検索した商品の価格だけではなく、過去の買取実績として商品と価格のリストが表示される仕様に変えて、お客様への価格説明で活用できるようにしました。「使いやすくなった」というフィードバックを頂いた時は非常に嬉しかったです。
ーー2022年からは1人でプロダクトの管理をされていたんですよね。その過程ではどのようなことを意識されていましたか?
やるべきことは見えていたのですが、中長期のロードマップを敷くなどPdMとして必要最低限なことも最初は全くできておらず、目の前のことをただこなしていくことに精一杯でした。上手くいかない時には、個別で上長に相談することはもちろん、定例でプロダクトの進捗やロードマップ、困っていることなどを部長にも相談してアドバイスをもらい、自身でも振り返りながら進めていくことを意識したことで、少しずつ進んでいきました。
バイセルの「AsMgr(アソシエイトマネージャー)」とは
ーー今年の1月から「AsMgr(アソシエイトマネージャー)」に任命された浅香さん。現在、どのような役割を担っていますか?
エンジニアリングマネージャー候補という立ち位置で、プロダクトマネジメント、ピープルマネジメントを任されています。本部会でテック組織全員の前で任命されたときは少し恥ずかしかったです(笑)。
ーーエンジニアリングマネージャーとメンバーの中間的ポジションだと思いますが、メンバーとのコミュニケーションで意識していることはありますか?
なるべく自然体で話すことを意識しています。あとは、個人的なアドバイスではなく、エンジニア組織全体で考えたときの、1メンバーに対する期待値をきちんと伝えるようにしています。
ーー入社後から現在まで幅広く業務を担当されていますが、ご自身のどういうところが評価されていると思いますか?
特定の領域に留まらず、幅広い業務に取り組むタイプなので、担当業務に限らず、自ら意見を出すなどの積極性やチャレンジ精神は、評価につながっていると感じています。
チームのために、組織の視点で物事を考えるように
ーー様々な業務を担当する中で、浅香さんがやりがいを感じる瞬間はありますか?
プロダクトマネジメントの面では、開発したプロダクトが実際に利用され、業務効率化や売上向上に貢献していることを数字で確認したり、事業部ユーザーから直接感謝の声を頂いたりしたときにやりがいを感じます。
組織マネジメントの面では、自分が見ているメンバーのできることが増えたり、納得感をもって業務に取り組んでいる姿を見た時にとてもやりがいを感じます。
ーーマネジメントの経験を積む中で身についたと感じるスキルはありますか?
スキルというよりも、考え方が大きく変わったと思います。目先のKPIを追うだけでなく、開発したプロダクトが売上やコスト削減にどれだけ貢献できているのかなど、プロダクト目線でより課題を掘り下げられるようになり、本質的な価値を追求できるようになりました。
また、マネージャーになる前は自分自身の成長を一番に考えていたのですが、マネジメント経験を積む中で、現在は、チームメンバーがどのように成長できるか、どんな機会を提供できるかを最優先に考えるようになりました。メンバーにはできる限り挑戦してもらい、足りない部分があれば、チーム全体でサポートする体制を作るように意識しています。
ーー今後のキャリアについて教えてください。
僕はまだ1つのチームしか見られていないため、影響を与える範囲はまだまだ狭いと感じています。今後は自分1人で複数プロダクトのマネジメントができ、チームに良い影響を与えられるようなマネージャーになりたいと思っています。
最近は、上長主催の輪読会を毎週行っています。「エンジニアリングマネージャーのしごと ―チームが必要とするマネージャーになる方法」という本を読んだことが、自身のキャリアや目指す像を考えるきっかけになりました。業務以外で学びを得られる環境も、今後は自分から作っていきたいですね。
ーー勉強会など学ぶ機会が多いところも素敵ですね。他のチームでも勉強会などは行われているのですか?
チームごとに技術関係の勉強会を実施しており、チームを横断して技術やマネジメントに関する勉強会なども開催しています。全員が同じフロアで仕事をしているので、FE(フロントエンド)、BE(バックエンド)、TL(テックリード)など、様々な職種のメンバーがお互いに声をかけ合い、積極的に勉強会を企画・実施しています。
ーー最後に。どういう人と一緒に働きたいですか?
バイセルにはまだ解決すべき課題がたくさんあります。そのため、組織課題を自ら解決していきたい人、組織にとってのベストを一緒に考えて能動的に動いていけるようなアクティブな人と一緒に働きたいと思っています。
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