⋆⸜時事直言⸝⋆ 北京宣言(7月23日)(No.1686/2024年7月26日)
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北京宣言(7月23日)
パレスチナ主流派ファタハを中心としたハマスを含む14勢力が北京に集結、暫定的に「パレスチナ国民和解政府」の設立同意が「北京宣言」として発表された。
中国は2023年サウジアラビアとイラン国交正常化仲介に続き、今回の「北京宣言」は中国が目指す米主導の一極体制から多極化転換へのワンステップである。
第一段階として、ガザ地区における即時停戦、第二段階として、パレスチナ人によるパレスチナ統治という大原則の下に「国民的合意政府」(暫定政府)を樹立。
第三段階として、パレスチナ政府を正式な国連加盟国とし、イスラエルと和平合意はイスラエルがパレスチナ政府を独立国として承認することを前提とした「ニ国家解決」とする。
パレスチナ和平協議の参加国は、パレスチナ主要14派閥の代表の他に、エジプト、アルジェリア、サウジアラビア、カタール、ヨルダン、シリア、レバノン、ロシア、トルコの特使が参加した。
翌日7月24日にはウクライナの外相が訪中、王毅外相と会談した。
ウクライナ外相は「中国はウクライナと戦略的パートナーシップ協定(中国ウクライナ友好協力協定-対ウクライナ核脅威から中国は安全を保障する)を結んでいる世界で唯一の国であるとして、ウクライナは中国主導の和平案に基づきロシアと話し合う用意があると述べた。
冗談とは言え、「俺が大統領になったらウクライナには1ドルたりとも援助しない」と言うトランプが次期大統領になった場合のことを考えてウクライナは中国に布石を打ったことになる。
ウクライナは、ロシアの経済も軍事力も大きく中国に依存していることからプーチンに発言力があるのは世界で習近平だけであることを知っている。
さらにウクライナが隣国ベラルーシに設置されたロシアの戦略核基地からの核の脅威にさらされれば、頼れるのはアメリカ、欧州ではなく中国だけである。
資本主義の大原則-Scrap and buildから見れば、ウクライナ戦もイスラエル・ハマス戦争もScrap(破壊)によるインフラ復興需要(build)の創造である。
ウクライナ戦争もイスラエル・ハマス戦争も、徐々に中国の手の平に乗せられて、気が付いてみたらトンビ(中国)に油揚げ(復興需要)を取られることになるのでは。
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この記事は、増田俊男先生の時事直言の転載になります。
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