WEBデザイナーがハゲの悩みについて考えるとどうなるか
まずクライアント(対象者)を想定してみる。
性別:男性
悩み:ハゲている
年齢:45才
仕事:営業職、メーカー系
なるほど、一般的なサラリーマンって感じですね。
ヒアリングを行う
・目的や背景
最近薄毛が進行していて、周りの目が気になる。それにモテなくなってる気がする。部下にも笑われているような気がする。
35台後半くらいから徐々に進行して、今では誰が見てもハゲている。
色んな育毛剤を調べて試してみたのですが、どれも効果が出ない。
・期待する効果
ハゲの進行を止めて、あわよくば髪の毛を増やしたい。
・競合の有無
上司の◯◯係長もハゲているのですが、その人よりハゲたくは絶対ない。
・ターゲット
部下とか、女性の目線が気になるので、30代女性。
リサーチと分析をする
Q.薄毛について、あなたは誰の目が気になりますか。(複数回答/上位5項目)
参考サイト: https://www.recruit-lifestyle.co.jp/news/pressrelease/beauty/nw26897_20181011
・SWOT分析を行う
・その他の分析とリサーチをする。(面倒なので割愛)
最終目標までのプロセスを考える
「ハゲの進行を止めたい」というのが、ヒアリング結果から出た目標だ。
そのためにはどのような手段で、どういった流れで目標を達成するかを考える必要がある。
下記は目標達成までの予想(KPI分析)を、ツリー状に並べたものだ。(KPIツリー)
ここからがデザイナーの本領発揮
デザイナーの得意な事、それは問題解決です。
どこに問題があり、その本当の原因を突き止め、解決できる方法を探します。
今回のクライアントは「ハゲの進行を止めて、あわよくば髪の毛を増やしたい」と言っていました。
はたして、これは本当にゴール目標としても良い事なのでしょうか?クライアント様も気づいてない、本当の問題は他にないかを考えて見ます。
そもそも、ハゲている事が問題ではなく、他の人の目を気にしてしまう事が問題なのではないでしょうか?例えば、ハゲでなくなればモテるのか?そんな事はないように思えます。
ここで、そもそもの最終目標が変更になっていきます。
またイチからですね。
〜 省略 〜
どんな答えを出すか
問題が他人の目線だとするなら、その道筋はどのようなものがあるか考えます。
1. クライアントの心の問題解決(メンタル強化)
2. ハゲ=カッコいい、となるような施策を打つ
デザイナーがやるとしたら2の方だろう。
まず、ロールモデルとなる企業、、じゃなくて人を探します。
「ブルースウィリス」「ジュードロウ」「渡辺謙」「ショーンコネリー」「市川海老蔵」......どうも何かが違う気がする。
日本人的な顔で、イケメンでもない、けれど、人気がある人物。
「孫正義」そう、彼しかいません。
ロールモデルについて調べます。
孫 正義(そん まさよし[1]、1957年〈昭和32年〉8月11日[2] - )は、日本の実業家、投資家。ソフトバンクグループ株式会社代表取締役会長兼社長兼CEO[3][4]、ソフトバンクグループジャパン株式会社代表取締役、ソフトバンク株式会社取締役会長[5]、福岡ソフトバンクホークス株式会社取締役オーナー[6]、アーム・リミテッド取締役会長、公益財団法人自然エネルギー財団会長[7]。佐賀県鳥栖市出身。東京都港区在住
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
このロールモデルに近ずくのは、かなり難しい。
しかし、孫さんは日本のハゲ代表だが、そこまでなる必要はない。「部下とか、女性の目線が気になる」というのがクライアントの想いです。
であれば、クライアントの「生活圏内の孫正義」に成れれば良いわけです。
もっと分かり易く、キャッチコピーはこうです。
「社内の孫正義」
これで方向性が、完全に決まりましたね。次はどうアクションしていくかです。
クライアントに提案だ
打てる施策はこうです。
・社内ベンチャーを立ち上げる
・副業、起業する
・海外留学 or 語学留学
「そのお金はどのように捻出しますか?」
クライアントの「色んな育毛剤を調べて試してみた」という言葉から、おそらく多くのお金を育毛に使っていると考えられるので、そこから捻出します。
幸い今の時代、起業には大してお金はかからず、社長一人の会社なら問題なく始められると思います。
「起業にあたっての、ブランディングやマーケティングなどはどうしますか?」
私たちデザイナーにとって、ハゲの悩みを解消するより容易いです。
まとめ
これくらいで、終わりにします。
ふざけた内容を書いてしまった事、お詫びいたします。普段はもう少し真面目な内容を書いておりますので、悪しからず。
書いていて楽しかったです。
本当はもっと色々な分析やデザイン方法を登場させたかったのですが、「私は何をしているんだ」という思いに何度かかられ、これくらいの内容となりました。
しかし、とても楽しい時間であった事には変わりありません。
こんな事が書ける時間があるのも、愛する妻の支え、いつも仕事を依頼してくれるクライアント様、そしてイイねをしてくれる読者の皆さまがあってこそです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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