身だしなみ、あいさつ、電話応対学ぶ ビジネスマナー研修実施
平田総合社労士事務所
平田総合社労士事務所(平田多宏代表、大阪市)では運送会社を対象にビジネスマナー研修を行っている。
以前、お客さんから、「二流から一流へステップアップしたいが、社員が敬語、あいさつができない。そういうのをコンサルできる人いないか?」と尋ねられ、たまたま、平田代表がビジネスマナーカードの研修を受けていたことから自らやってみようと始めた。
ビジネスマナーカードは、社会人であれば、これだけは身につけておきたいというビジネスマナーを、全55枚のカードにしたもの。
同事務所では、ビジネスマナーカードをベースに研修を実施。身だしなみ(髪型、服装)、基本姿勢・動作(立ち方・座り方、目線、あいさつ)、言葉遣い(敬語の使い分け、話し方)、電話応対(電話の受け方、電話のかけ方、取り次ぎの仕方)、訪問(訪問前の準備、名刺交換)、来客応対、仕事の進め方の7項目について学ぶ。
最初に各ビジネスマナーについて、「できてる」「できてない」 「中間」を社員と会社で評価。ビジネスマナー研修で会社の求めるレベルに上げていき、一か月ごとに振り返る。
平田氏は、「あいさつ一つにしても、ビジネスマナーを知らなければ我流のまま。ビジネスマナーは知っておくと得。他社と差別化ができ、会社のブランディング力アップが期待できます」と話す。
研修を受講した運送会社は、「ビジネスマナーは『ドライバーだから知らなくてもいい』ということはない。まったく知らないで恥をかくより、知ることでその人の評価、会社全体の評価にもつながる」と話していた。(10月21日号)
【写真】マナー研修を行う平田社労士