伊勢は津で持つ 津市にある天照大神の本地仏
<津の中心であった「津観音」>
三重の県庁所在地である津は、中世の室町時代半ばまで「安濃津」と呼ばれ、天然の良港として有名でした。しかし明応7年(1498年)に起こったマグニチュード8.6とも推定されている巨大地震「明応地震」によって壊滅してしまいます。
その後、慶長13年(1608年)に藤堂和泉守高虎が、伊勢と伊賀の二国の領主となって、安濃津を拠点と定めます。徳川家康の側近であり、城造りの名手とも評された高虎は、新たに津城を建設し、津は城下町として繁栄していきます。
さて、