見出し画像

2024/6/27

戌の日なので、近所の安産祈願で有名な神社にお参りに行く。
初穂料をゲンナマで持っていく妻を慌てて止める。自分も大概だが、まだそのあたりには関心が向く方だ。
(けれど彼女はコペンハーゲンの水上バスに乗った時に、現金が足りずに持っていた手袋を運転手のおじちゃんにあげて乗せてもらった。「常識」はなくても気持ちがあればなんとかなるのだろう。)

祈祷はすぐに終わった。弊の紙で風が頭の上をとおる瞬間が好きだ。身体が軽くなる気がする。
住所を読み上げるとき、建物名はゴニョゴニョ言っていて面白かった。

町中華の冷やし中華、天津飯。オーナー製のバナナ果樹園。白しょうゆ。レッツぺったんこせんべい。

上村先生。ピケティ。アベノミクスを民主党がやったら、社会政策にまでデザインされていたかもしれない。けれど、誰もそんな大胆な事はやらなかった。

夜は、うどん、ミニネギトロ丼、ホッケ、ほうれん草の梅和え。

今日も今日とて、100分de名著。

ローティ「偶然性・アイロニー・連帯」は、ひとつの真理を追い求める哲学の営みを否定した。例えば、痛みや喜びといった感覚を全て脳の電気信号で表現する宇宙人がいたとして、彼らと自分とで「痛み」の表現の仕方が違ったとして、果たして何が困るのだろうか?

世界や人間について語る言葉で、これが唯一の正解というものはない、それぞれの回答があるだけだ。
c.f. 相対性理論も同じことを言っている。宇宙船に乗っている人と惑星にいる人とでは、互いに互いの時間が遅く見える。お互いさま。

どんなに認知が不確かなものであろうと、ほっぺたをくっつける行為は「快」だ。

人間の世界を変えるのは、言葉だとするのは、ポストモダンぽい。
妻の一言。「けど、オッペンハイマーとか見ていると、人間の世界を変えるのは、原子力とかだよね」
「言いたい事はわかるよ。パワハラで苦しんでいる人に認知行動療法を施しすより、一番手っ取り早いのは、その上司を消すことだよね」

マルクスは言いました。
「好きな言葉は闘争である。嫌いな言葉は屈服である。」

みのりくんは、アインシュタインよりもローティの時に一番盛り上がっていたみたい。やっぱり文系なのかな。

ーーー僕は"ironist"でいたいんだ。

常に色々な意見を受け入れて柔らかい形でいたい自分に、「決めつけ」の鎧を纏った「社会人化」された人からの言葉が刺さり、疲れてしまう時もある。
https://note.com/butterypopcorn/n/n50af57b9728d


いいなと思ったら応援しよう!