女性美
イタリアの女性は美しい。
というか、色気がある。
色っぽいというより女っぽい。
みんな、女であるということを目いっぱい楽しんでいるように見える。
小学生だって鏡の前でリボンや髪留めを、
ああでもないこうでもないと一生懸命やっている。
最近の若い子達は、
世界的だらしないファッションの流行のせいで、
わざと汚い格好をしているこもいるけれど、
やっぱり大半の女の子は胸やお尻を強調する服を着て、
髪もばっちりきめて、しなを作って街を歩く。
男の子達にじろじろ見られるのがうれしいんだろうね。
つーんとして、鼻にもかけないような顔してるけど、みえみえ。
年取っても枯れないのがこれまたイタリアの女性。
50や60過ぎても、
ボタンはブラが見える寸前(寸後の人も)まで開けて谷間がぼよよーん。
そこへゴージャスな金のネックレス。
女の私でも目が眩みそう。
ボトムは絶対膝丈スカート。
パンツなんて男がはくもの。
靴はパンプス。
網タイツなんて普通で、レース柄やカラフルな色付きもはく。
冬の寒い日でも、
毛皮のコートのすそから
パンプスを履いた足が美しく覗かなくてはならない。
どんなに長ズボンにブーツが暖かいとわかっていても
おしゃれな奥様はお出かけのときにはスカートにパンプス。
黒い下着に白いブラウスはエレガントな奥様の定番。
それぞれ経済状態によって頻度は違うだろうけど、
結構頻繁に美容院に通ってる。
余裕のある人は毎日でもセットしてもらいに行く。
一般の主婦でも一ヶ月に一回か二回は行く。
美容院に行くから家では髪を洗わない人もいるらしい。
でも、美容院から帰ってくると
「お、やけにきれいだと思ったら、美容院に行ってきたね」
とか、
「こんなおしゃれできれいな奥さんがいて、
ぼくは世界中で一番幸せな男だよ」
なんて言ってくれる旦那さんがいるから遣り甲斐もあるよね。
万が一旦那さんが言ってくれなくても、
八百屋のおっちゃんとかバールの兄ちゃんとか、
近所の旦那さんとかが、
「や、奥さん、今日は特別きれいだね」
なんていってくれたりするしね。
イタリアは女性がきれいになるようになってるのよね。
とここまでが15年前に書いた記事。
今では少し事情が違ってる。
当時40代だった奥様方は60代後半になり、
当時お子ちゃまだった子たちが30代になってる。
スカートにパンプス率はかなり減ったけど、
やっぱりビジネススーツはスカートが多い。
なんてったって胸と脚は見せなくっちゃね。
ちょっとおしゃれして街に出ると、
行きかう男性の視線のシャワーは相変わらず。
綺麗にして出かける楽しさよ!
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