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ソメイヨシノがピンチです
上の写真は、ソメイヨシノです。
一番よく見る桜ですね。
東京の豊島区、昔、染井(現在の駒込)と言われたところにあった植木屋さんが、江戸時代の終わりごろに作りました。
このさくら、初めは、桜の名所、吉野にちなんで、吉野桜と名づけたようですが、ヤマザクラのことを、吉野桜と呼んでいたので、紛らわしいので、染井吉野(ソメイヨシノ)に変えたそうです。
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ヤマザクラは、葉っぱと花が一緒に出ます。
葉っぱは、赤っぽい色です。
![](https://assets.st-note.com/img/1680239942359-VrQzgpRSfO.jpg?width=1200)
ソメイヨシノの両親は、エドヒガンザクラと、オオシマザクラです。
![](https://assets.st-note.com/img/1680239982050-qTYDne0qxW.jpg?width=1200)
葉よりも、花が先に展開します。
丈夫な木だそうで、何百年も生きている木があり、各地で、天然記念物になっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1680240210190-rqdna2CzFM.jpg?width=1200)
オオシマザクラは、白い花を咲かせます。
葉っぱと、花が一緒に出るのは、ヤマザクラと同じですが、葉っぱは、緑色です。
![](https://assets.st-note.com/img/1680240352117-dcl8UIigdO.jpg?width=1200)
葉っぱに毛がなく、ツルツルピカピカなので、桜餅に使われるそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1680240375511-9WuLE9XF0q.jpg?width=1200)
実は、今、ソメイヨシノがピンチです。
ソメイヨシノは、もともと、病気に弱く、手入れがなされないと、60年くらいで内部から枯れるんだそうです。
日本のソメイヨシノは、第二次世界大戦後に植えられたものが多く、植え替えの時期なんですが、
最近、「てんぐ巣病」という、治す方法がない病気に罹るソメイヨシノが増えていて、次々に枯れているんだそうです。
だから、ソメイヨシノをまた植えると、「てんぐ巣病」にかかってしまう可能性が高いので、植えられないんだそうです。
その為、品種の世代交代が進んでいて、ジンダイアケボノという品種に置き換わっていってるようです。
私の家の近くの河原の公園に昨年植えられた、ジンダイアケボノの写真を撮りに行ったら、ほとんど散ってしまってました。(ソメイヨシノよりも、一週間ほど開花が早いそうです)
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代わりにこちらをご覧ください。
ジンダイアケボノは、八重ではありませんが、このベニシダレザクラように、ピンク色の濃い桜です。
![](https://assets.st-note.com/img/1680240454110-9It2AJLGBZ.jpg?width=1200)
諸行無常なんですね。
春の景色も少しずつ変わるようです。
ソメイヨシノを懐かしむときが、来るんでしょうか。
おまけ
植物園で目に止まった桜です。
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![](https://assets.st-note.com/img/1680240619251-KuQXiLWqC2.jpg?width=1200)
キレイだったので撮りました。