【理系の本棚】『3分間日記』日記の意外なメリット
年をとるにつれて時の流れの早さを感じることが多くなってきました。
それと同時に日々のタスクが増えてきて、スケジュール管理が怪しくなったり、急に冷静になっては「自分は今何をしているのだろう...」と憂鬱な気分になったり。
なにか夢に向かって疾走していたはずが、いつのまにか迷走していたのです。何か自分の現状をまとめられるようなことをしないと。そう思うようになりました。
そこで私は日記に挑戦してみようと思いました。
日記というと続けられるか心配な気持ちになってしまったり、何の意味があるのかわからなかったり、それぞれ思うところがあるでしょう。
私はある程度日記は目標達成の効用があると言うことを知っていたため、何かしら日記に関する本を読んで、理解を深めようと思い立ちました。
そこで手にしたのが『3分間日記』だったのです。
1.読んだ感想
「日記の書き方」や「目標の見つけ方」という具体的で実践的な内容から、「成功を手に入れるヒント」や「幸せな毎日を送るヒント」という自己啓発的な内容まで書かれています。
私は「日記の書き方」を重点的に読みましたが、具体例が書かれているのが大変参考になって、良いなと思いました。
「目標の見つけ方」というのも参考になります。
「やりたいことが見つからない」という方は日記にかかわらず読んでみる価値があることでしょう。
難しいことは書かれていない本なので、サクサク読み進めることが出来ました。
2.日記の効果
さて実際に日記をつけてみようと思ってみたのは良いものの、日記をつけて何か良いことがあるのだろうか?と思った方はいることと思います。
私は「日記は日々の記録」という認識でいたのですが、ほかにも日記には効果があるとわかりました。一例では有りますが、
・心が穏やかになる
・人や物への感謝が出来るようになる
・感性が磨かれる
が挙げられます。
これを読み始めた頃の私は、大学の期末試験や期末レポート、進学するか就職するかなどいろいろなことに追われていたためどうもセカセカして心に余裕がありませんでした。
しかしこの『3分間日記』を読み、日記をつけ始めたことを境に自然と周りが見えるようになり、自然とやるべきことが見えるようになりました。
3.日記に書く内容
日記をつける、と聞くと「何を書けば良いかわからない」とペンが止まってしまいがちです。しかしこの『3分間日記』では日記に書く内容は全部で5つあります。フォーマットがほぼ指定されている状態なので、書く内容にあまり困ることがありませんでした。
5つのうち最初の2つは朝に、残りの3つは夜に書くというのが肝です。
それでは見ていきましょう。
・3-1.目標
まずは目標です。
この目標は「長期目標」と「短期目標」が含まれます。
「長期目標」は「自分の夢」と言い換えることも出来、「自分の夢」を達成するのに必要な短期的な目標も明確にしていく。という形です。
これらは達成するまで、毎朝同じ内容を書くことになります。
途中で目標が変わったり、目標が加わったら適宜書く内容を変えていきましょう。
・3-2.やりたいこと
朝に書く項目の2つめは「やりたいこと」です。
この「やりたいこと」は上記の目標とはまた変わってきます。
ではこの「やりたいこと」とは一体何なのか。
これは「目標」とは別にシンプルに「やりたいこと」を書くというもので、ちょっとしたことでも構わないというのか特徴です。
私の場合「スープからラーメンを作ってみる」なんということを書いてみたりしました。ちなみにそれはうまいこと実現することが出来ました!!
こういった小さなことから叶えていくことが大切なのです。
・3-3.今日の出来事
ここからは夜に書く内容に入ります。
まずは今日の出来事。
ベタな内容ですが、これを書くポイントは「ネガティブな内容にしない」ことです。
・3-4.今日の感謝
「感謝日記」というものを聞いたことはありませんか?
日記の内容に日々の感謝を盛り込むというものですが、この項目でも似たようなことをします。小さなことでも良いので、感謝を書くのです。
これは身内以外にも、赤の他人に対してでも良いですし、何かものやサービスに対しての感謝でもOKです。
日々の感謝を綴ることはメンタルに良いということが様々な研究で明らかになっているので、試す価値は大いにあります。実際私もこれを実践したことで、心が落ち着いてきました。
・3-5.今日の成功・格言
「経験則」というものがあります。
経験則というくらいなので、当然経験から外れてしまえばその法則は破れることになるのですが、「自分の場合」ということに限れば多くの場合は当てはまりそうですよね。
そういった自分だけの成功法則を1日1つずつで良いから集めていこうというのが、今日の成功です。
そして「今日の成功が見当たらないなぁ」という場合は「格言」を書くのです。これは偉人の名言に限らず、友人やSNSなんかで見かけた、自分に響いた言葉でも大丈夫です。
4.私が使っている日記帳
この『3分間日記』では、日記帳は綴じた紙のノートであれば何でもかまわないとされています。メモ用紙などは、紛失した場合過去の分を見返すことが出来なるなるため推奨されていません。
私が使っているのは「セリア フリーノートB6」です。
このノートはページ数が368ページもある上に、各ページに日付を各欄が設けられていますので、日記帳にもってこいだと思いました。
このノートに関しては別サイトで記事を書きましたので、気になった方は是非ご覧ください。
まずは継続
何はともあれ、実際に始めてそれを継続してみないとなんとも言えないと思います。私のように何かよりどころやセルフコントロールを必要としている人には十分効果があるでしょう。
今回紹介した内容以外にも、『3分間日記』には深掘りされた内容が盛りだくさんなので、気になった方は是非一度手に取ってみてください。
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