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これいいね! 14_たまご一つ一つに

世の中には、

「一応やってはいますが何か?」

と言わんばかりのものがたくさんあるように思います。

「その状態で、本当の意味でやれてると言える?」とか、

「それ、お客様の『その後のことまで考える』が実践できてると言える?」とか、

そう思ってしまうことがあり、

「なんだかな」と、残念な気持ちになることがよくあります。

今回も、そんなお話しです。

これいいね!をnoteに投稿するために、

過去の写真をいろいろと物色していると、こんなのが見つかりました。

これ、たまごのパック。

ちょっと古い写真。2015年の初頭くらいのもの。

なので、ちょうどこの頃だったんですね。『アナと雪の女王』

これだけなら、「まぁ、ブームにあやかっての起用なんだね。」くらいで済むのですが、

これは、なんと、、、

たまご一つ一つにシールが付いていた。

すごいわ。いくらブームだと言え、ここまでするのか、という感じ。

当時、娘が大喜びをしていたのを思い出します。

しかし、実は、私はこれを見て、素直に喜ぶことができませんでした。

「たまご自体は、これまでのと何も変わらないのね。」と。

私が何を期待していたかと言うと、

たまご一つ一つに、賞味期限が記載されたシールを添付してほしかった。

ということ。

我が家の冷蔵庫は、たまごを一つ一つ収納するトレイがあるタイプなので、

購入したたまごは、すべてパックから取り出し、トレイに移します。

そこで困るのが、たまごの賞味期限がわからなくなってしまうことです。

取り出した後、パックは捨ててしまいますので、そこに記載されていたとしても、全然わかりません。

だから、「パックに」ではなく、「たまご一つ一つに」賞味期限が記載されたシールを添付してほしかった。

そんな、キャラクターにお金をかけるくらいなら。

それから約2年半が経過した今、

たまご一つ一つに賞味期限が記載されたシールを添付してほしいという思いは変わっていないのですが、

どうも、「シールを貼る」というのが納得できない。

こんな、たまごのような、形状が不安定なものに、機械でシールを添付できるのだろうか?

それが無理なら、やっぱり人力になってしまう。

それはないな。と、思うのです。やっぱり。

自分のような凡人が考えても、そこは、やっぱり印刷かな。と思いました。

いやいや、そんなの無理でしょう。

と思って調べてみると。

あるんですね。これが。

和歌山県に本社がある、紀州技研工業株式会社様。

その技術情報のページに、「卵への印字」というページがあります。

そこに、直接卵に印字する技術が紹介されています。こんな感じ。

(同ページより引用)

これはすごい。

可食性インクを使用しているので無害。

そして、熱にも強いので、ゆで卵にしても印字が消えてしまわないんだって。

確かに。シールだとゆで卵はだめだわ。

さらに驚くべきは、

上位選卵機との接続により、サイズ毎に異なる印字内容を印字したり、印字の有無の区別も自動で行うことができる。

ということ。

最重要と言ってもよい課題であるコスト面も、シールに比べて安価なんだと。

もうパーフェクトですね。

このような、「技術で世の中に貢献する」というの、ほんと憧れるし、そうやって活躍されている技術者のみなさん、ほんと羨ましい。

すごいな。

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