嫌なことノート 11_拝啓「伊勢市上下水道部」様
一人で物事を進めていると絶対に起こり得ないことでも、組織になると起こってしまう。
そんなことはよくあります。
一人でやると、全体のイメージも自分の頭の中にあるし、個々の部分的なイメージも自分の頭の中にある。
だから、簡単に整合性を保つことができる。
(もちろん、一人でやってても、「あ!忘れてた!」ということなどがあれば、その限りではありませんけどね。)
しかし、組織でやると、分けられたチーム毎に個々の部分を担うということになるでしょうから、どうしても全体最適の視点が欠落しがちになってしまう。
「え?そっちはそんなふうに考えてたの?じゃあだめじゃない。」ということが起こりやすくなる。
それ、どこかが統括して指揮を執るなり、しっかりと情報連携するなり、何か手をうたないと、無駄なことだらけになりますよねぇ?
そんなお話しです。
これ、2015年11月の写真。
「あれ?こんなのあったっけ?」と、ふと気づいた「とまれ」のペイント。
「このペイントで、何がどこまで防げるのか、その効果は甚だ疑問ではあるけれど、このあたりは比較的子供も多いから、まぁ交通安全の一環としての策なんだろうな。」と思っていました。
「でも、これ、大丈夫なんだろうか・・・」と思った、その2ヶ月後・・・嫌な予感は的中します。
こうなりました。
そう。こんな感じ。
普及率から考えると、全国的にもかなり遅いほうですし、周辺地域の中でも遅いほうですが、ようやく下水道が来ます。
その本管を敷設するために、開削工法で施工するために、アスファルトカッターが入りました。
「えっ!?」ですよ。「これって、このペイントもろとも剥がれるんじゃないの?」ですよ。
その3ヶ月後。本管敷設の工事が終わり、
先月には、すっかりこうなってしまいました。
はい。きれーに、やり替えていただきました。舗装。
インターロッキングブロックの部分も現状復帰されて、
工事完了。
って、残念過ぎる。
ほんと、アスファルトカッターが入ったときは、「ワーオイ!」って叫んでしまいました。
それでも、「きっと大丈夫。このペイントを上手く活かしつつ施工しはるから。彼ら、プロの施工業者さんやで!」って、ほんの僅かの望みとともに祈ってましたが、やっぱり駄目でした。
たった2ヶ月で。なんであのタイミングで。もったいない。
「ほんと残念だったよな」と思っていたのも束の間、つい先日、見てびっくり。
「ワーオイ!ワーオイ!」って叫んでしまいました。まさか2回目が来るとは。
やっぱり要るんかい!
要るんか思たら、要らんのか思たら、要るんか思たら、要らんのか思たら、要るんか~い。です。
あまりにひどい無駄。だから言ったじゃん。もったいない。
恐らく、「このペイントをします」と決めてるのは都市整備部で、「下水道を整備します」と決めてるのは上下水道部なんでしょうね。
何の情報の横連携もしてないんでしょうね。
そりゃそうなるわ。
まさか、わかってたのに実行?予算消化のため?
いやいやいやいや。それは信じたくない。
こういうの、ほんと何とかしてもらえませんかね?いや、何ともできないのなら、我々がやりましょか?
ITベンダーですから、こんなの、正直余裕ですよ。
計画情報と実施情報の部門間共有でしょ?
もちろん、システム入れたところで、運用する気がなければ何もなりませんけど。
あ、そのためのシステムを導入する予算のほうが高くつくという話し?
なんか違う気がする。
この無駄をずーっと続けるのなら、そっちのほうがかかりますよ。多分。
要は、そういうことが大事って思ってるかどうか、ってことかと。
掛ける経費は掛けて、より大きな無駄をなくすってことをする気があるか、ってことかと。
そう思いません?
今回は、もう、何も言うことはありません。
これまでの、「これいいね!」や「嫌なことノート」や「これないの?」のように、「これは○○に分類されるようなお話しですね」、なんてことも何もありません。
ほんと、頼みます。
私のような小市民は、こういうびっくりするほど細かいところ、いつも見てますから。