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日本の製造業を守りたい


2割の生産性を向上させないと日本の未来はない

武州工業の会長、林 英夫はこう語る。

2017年ものづくり白書によると、日本のGDPは先進国の中で最下位である。
日本人は勤勉で真面目で仕事をしているはずなのに、諸外国に比べても日本のGDPはかなり低い。
優良申告法人として7回表敬を受け、55年間赤字のない会社を守っている武州工業には国内外から多くの人が見学に訪れる。

無駄をなくしさえすれば、日本は2割の生産性向上を簡単に達成できる。「真のグローバル化とは地域を生かし、無駄を見直すこと」と話している。




Ⅰ LCC価格と日本の雇用

Low Cost Countryの略称:世界の一番安い値段の国の価格が、グローバルプライスワンプライス


私たちは東京都青梅市で自動車と医療を主としたパイプ加工製造会社である。自動車業界はLCC価格を守らなくてはならず、中国や東南アジアの最低賃金や労働力に打ち勝つ必要があった。値段の面・製品の品質でも認められ武州工業は日本でモノづくりを牽引している。

そのために大事にしてきた考え方として、いかに無駄を省き、生産性を上げるかである。


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日本の雇用を守りたい-それが一番

百円均一を見ても、made in Japanの商品は少なくアジア圏で生産され輸入されている品物を多く見る。
つまり、日本で作るより海外で製造する方が価格が安いということ。LCC価格は自動車業界だけでなく他の分野でも日本の雇用を減らしている。


他企業が中国やアジア圏に進出していった2000年代。武州工業は海外移転を何度も断り続けた。
それは、この青梅地区で“日本のための雇用を守りたい“その思いが経営の第一であり、創業69年の今も変わっていない。


リーマンショック、東日本大震災、そして今コロナウイルスの影響に左右されいる。
2020年4月の緊急事態宣言中は自動車業界が止まっており、
医療用の手術道具の生産も、コロナウイルスのために手術の減産というかたちで今も例年通りの生産状況ではない。

しかし、私たちは今の状況で自分に出来る事を考え、2020年5月から
足で踏める消毒液ペダル式ボトルスタンドを設計・製造・販売を始めた。
現在1400台の納品実績があり、錆に強いステンレスで屋内外で利用することができる。

羽村市役所 2020.12 (1)

羽村市役所では屋外イベントにも、使用してくれています!

新町東保育園 2020.12

教育関連施設(保育園・小学校・市政施設)でも使用されています!

詳細・お求めはこちらから ⇒ https://busyu-online.stores.jp/


Ⅱ BIMMS


武州が独自に開発したBIMMS( Busyu Intelligent Manufacturing Management Systemの略)で、部署間の情報格差をなくす仕組みだ。

社員1人に1台のタブレット端末を支給し、現場の状況を可視化し
正確なデータ収集・蓄積されることで製造現場の生産性を向上させている。

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生産の過程で、必要な情報をデータ化していくというのが大きな特徴で下記のような役割をBIMMSは担っている。

・生産実績、工程不良データを収集する事で改善に活かす

・自分たちで生産計画を練ることで、自律型人材を増やす

・倉庫在庫を把握することで、仕掛品をなくす

・コンビニのPOSのような、製造のPOS管理


Ⅲ SDGsは無駄をなくすために活用


8.20体制という、“夜は寝よう、土日は休もう!”の標語のもとに1日8時間、月に20日稼働で昭和50年代から武州工業が取り組んでいる働き方改革の取り組みである。

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この働き方を守るためにも、“無駄の見直し“が重要である。
武州工業では、自社がやっている活動にSDGsの17の目的と169のターゲットを当てはめる事で指針としている。

2019年5月からSDGsを開始

・全社員名刺のデザインの裏に武州工業のSDGsの活動を記載

・SDGsの活動宣言をした社員にバッチの配布

・Twitterでも武州工業SDGsの取り組み紹介

など自分たちが出来る事を進めています。


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SDGsを通して改善点を見つけ生産性をあげることは、経済面・環境面両方にとってwin-winの関係を築ける事に繋がる

日本人は勤勉で諸外国にも誇れる能力があるからこそ、現状の無駄を見直しすべき。そうすれば2割の生産性は簡単に達成できる。武州工業は、モノづくりで世の中の課題にチャレンジしながら日本-青梅で挑戦を続けていく。

工場見学


工場見学・講演会も実施しております。
(コロナウイルスの影響を考慮し、現在は要相談で実施中)
興味のある方は、ホームページよりご連絡ください。


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