TOKYO Women's キャリア・サポーターに選ばれて思う事
東京都女性活躍推進事業の一環で、TOKYO Women's キャリア・サポーターとして活動する事になった武州工業の宮川と言います。
この経験が豊かなものになるよう、今の気持ちを共有しておきたいと思う。新卒より人事の仕事を始めて約7年-人事はやりがいで天職!
武州工業株式会社で人事(採用や社内プロジェクトの運営)・広報(工場見学対応・noteやTwitterの発信)を仕事にしています。
300年続く企業を目指す武州工業で、私は人の面で武州工業を支えていきたい。広報という専門部署はないので、品質保証 兼 動画作成を担ってくれている長田と武州工業を盛りあげたいと奮闘中である。
Ⅰ 大学時代
女子大で女性の権利など聞いてもどこか他人ごとだった。
「権利を主張する女性って強そうだな・・・」
「私は仕事よりも、結婚して幸せになりたい」
そんな“他力本願”で“変化が怖い”と臆病で勇気がない時もあった。
あの頃の私には想像できない程、いま仕事に情熱をもって楽しんでいる。
Ⅱ 社会人になって
現在3社目で、総務人事のキャリアを軸にスキルアップしてきた。
従業員と経営陣の間に入って、会社を良くしていく楽しみが人事にはあると思っている。
“従業員がワクワクできる環境づくり”を自分のミッションとして毎日仕事を楽しんでいると、自信をもって言える。だけれども、前職までは今の幸せを想像できないぐらいキャリアに悩んでいた。
満員電車で通勤片道1時間、毎月30~40時間の残業。
遣り甲斐を感じながらも、毎日どこか疲弊していた。
その原因は、ジェンダーの壁で思いっきり仕事を楽しめなかったから。
ジェンダー(性別)の壁
・女性だから、結婚したら出産や育児で戦力にならない
・女性はライフプランが不安定だから役職者にはなれない
・男性は将来があり家族を養うもので、女性は女性の役割を考えるべき
・男性と同じように残業出来ないんだから我慢しろという威圧感
こんな思いを感じる事が月に何度もあった。当時キャリア女子のつもりはなくとも、自分の目指す方向性がどんどん離れているのに気が付いた。
一番辛かったのが、成長やチャレンジ精神が何度も何度も壊れていくのを感じることだった。
そして、2019年8月に武州工業株式会社に転職した。
いまでは、帰宅後お風呂にゆっくり入りながら「今日の仕事も楽しかった!最高!」と感じるし、仕事と家庭の両立で悩んだこともない。
少し話は脱線するが、社内アンケートでワークライフバランスの両立度合いをきいてみたとことろ88%が「仕事と生活の調和はとれている」と回答。武州工業の8.20体制のおかげでもある。
2018年にdodaがビジネスパーソンに行った調査「ワークライフランスを実現できている」に「そう思う」と回答した割合48.61%を大きく上回っている。
Ⅲ リーダーの私ができること
“率先垂範” “いつも前向きでいること”がリーダーの私の役割だと思っている。
これからリーダーになる人も、目指している人にも、自分らしく楽しみながら仕事を体現できることを伝えたい。
社内プロジェクトを運営するにあたり、性別や年齢、所属も違うメンバーと一緒に進めるのだが基本的に同じ事を考えている。
私のPDCAは下記4つ。
(1) 方向性を示す
昔は「私が言うと、出しゃばりと思われるかもしれない」なんて気持ちもあった。でもゴールのない航海をするのが不安なように、メンバーには目的や目標を共有し、そのゴールに向けて一緒に行動する役割がリーダーだと思っている。
(2) 役割分担をする
“全部自分でやってしまおう。その方が早いし楽だ!”なんて仕事を覚え始めた頃は思った事もあった。でも、私一人で出来る事は限られているし、得意・不得意もある。例えば、私は計画立案は好きだけれど、工場の機械の名前や生産方法については疎い。工場見学のプロジェクトでは、機械や設備の案内をメンバーに任せ、自分は自分の得意な事に専念する。
(3) 支援する
皆と一緒に成功を楽しみ、失敗しそうな時は修正していくことも大事だと知った。不安そうな社員がいたら、事前準備を一緒にする。上手くいかなかったときは素直に認めて、軌道修正案をみんなと一緒に考える。
個性を理解して、お互いに助け合って支え合ってみんなで成功する事が何よりも嬉しい。
(4) 評価を行う
活動に対して評価がないとマンネリしてしまうので、フィードバックは社内外からかき集める。中間地点を報告し、目的目標の認識を皆で共有するように心がけている。そして次の成長や挑戦に繋がるようなステージ探しをする事を意識している。
そして一番大事なのが、”いつも前向きでいる”マインドだと思う。
”リーダーや人事が、元気で笑顔で前向きじゃないと、会社も明るくならない”と本気で思っている。
支えてくれるメンバーや家族の存在があるから、私は心強く仕事ができる。
今も社内の相談事は上司や社内のキーパーソンに意見をもらうし
悩んだときはビジネスの本やロールモデル、メンターを真似しながら試行錯誤している最中である。一人じゃないと分かっているから、問題があっても解決策をみんなで考え行動できる。
短い期間ではあるが、TOKYO Women's キャリア・サポーターを通して
キャリアに悩む人々の勇気づける手伝いができれば良いと思っている。
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