【対談】人類の集合意識を変える水のセレモニー「世界水まつり」
この記事では、月刊『ザ・フナイ』vol.202(2024年8月号)に掲載されている、江本博正氏、阿蘇安彦氏、呉元成氏、舩井勝仁氏による巻頭会談の一部を抜粋して公開いたします。
舩井 江本さんが代表を務めておられる(株)I・H・Mさんとは、江本勝先生と舩井幸雄のころからのお付き合いです。江本勝先生は波動測定器から活動を始められたのですが、水の結晶写真で大きく活動の場を広げられました。江本博正社長は、後を継いで水の大切さを世に広めておられます。その一環として主催されている「世界水まつり」について、今日は主にお聞きします。
江本 はい、よろしくお願いいたします。一環として行ってきたイベントですが、どんどん規模が大きくなってきて、周りの社員や役員から最近はそれがメインになってしまっているのではないかとの指摘を受けております(笑)。
舩井 それくらい力を入れておられるイベントなのですね(笑)。今年の9月に熊本で第三回目の水まつりが開催されます。舩井 水まつりを行う目的といいますか、みなさんの目標はどこにあるのですか。
阿蘇 一つ大きな目標としては、人類の集合意識を変えていきたい。今、物質主義や資本主義に人間の意識が支配されているところがまだまだ大きいのです。そういったところから解放し、人間の持つ意識の可能性を広げていきたい。それこそが江本勝先生が水の研究を通して広げてきたメッセージそのものであって、それをまつりという形で、日本から世界へ広げていきたい思いがあります。
江本 水まつりは「大調和」に向けてのイベントです。環境のことに目を向け、水を守っていくために今できることが何かを考えていくためのきっかけになってほしいですね。第一回水まつりにも参加してくれた、世界的な細胞生物学者であるブルース・リプトン博士が「世界人口の1%が一緒に祈ったら、一気に世界が平和になる」と言っています。
舩井 インド人のマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーが広めたTM(超越瞑想)も、最終的な目標は一緒に祈れば世界が良くなるというところにありましたね。1960年代にビートルズが取り入れていたことで、世界に広がりました。
阿蘇 水まつりという名前の通り、水は大きなキーワードですからね。江本勝先生の本が世界中で500万部売れたということは、世界中のさまざまな層の人が皆共鳴したということです。ネイティブ・アメリカンの方たちもそうですし、現在のロシアの外務大臣も感銘を受けて江本先生に「なんでも協力します」とまで言っていました。なぜこのメッセージが種族や宗教や年齢や性別といったあらゆるものを超えて幅広い人たちに届いたか。それは、我々のいのちの源である水を主体に扱ったからです。
水には、いろいろなものをつなげる働きがあります。水を主体にしたまつりが、最も人類をひとつにまとめ、意識進化を促すことに適していると思うのです。これは私たちが思いついてやっているというより、未来の人類の意識が今の私たちを導いてくれている、という感覚が強くあります。そういったものに突き動かされるように、皆活動しています。だから、すべて計画して行っているというよりは、やりながら気づくことも多いのです。
舩井 水まつりは、具体的にはどんなイベントなのですか。
呉 世界水まつりには、三本柱があります。まつりのイベント企画と、情報発信と、環境活動。この三本柱を同時にやることに意義があると思っています。どのルートからでも、最終的には意識の変化を目的としています。喜びの波動になれたこの周波数を発信していく。
阿蘇 まつりなので、歓喜のエネルギーを大切にします。いろいろなアーティストを招き、歌や踊りを披露していただいたりもします。我々人間が楽しむことで、神々の世界も楽しんでくれるのです。そういった「楽しい」のバイブレーションが広がっていく。人類も、我々のご先祖様も、自然界も、神々も喜んでくれます。神々は、人間の体を使っていろいろな体験をしたいのです。中でも、まつりは一番命を喚起させるハレの場です。
呉 宇宙の爆発、とでもいうべきパワーがありますからね。
阿蘇 まさにそうです。星々までも喜ぶ。私たちは普段、忙しさにかまけて、それぞれの命が輝いていることをあまり自覚できていません。でも、まつりのハレの場においては、命のすばらしさを実感し、感動して、分かち合い伝播していきます。
江本 喜びを共有できる場ですね。今回は、見せ場の一つとして、アーティストの大志さんという方と「宇宙大花火」という企画の準備を進めています。これは子供たちの夢をかいた紙を花火に貼り、音楽と詩の朗読やナレーションと共に宇宙に向けて大きな花火を会場で打ち上げる予定です。
呉 楽しいイベントを通じて皆が喜びの波動になったら、一瞬で喜びの世界に変わりそうですよね。本来はただそれだけのシンプルな話です。それを最小単位でこつこつやっていくことが、長い目で見れば広まっていくための近道なのだろうと思います。実際に来ていただく方たちはもちろん、オンラインで見てくださっている方たちにも波及して、どんどん広がっていくのが理想的です。
舩井 それぞれの意識を変え、それぞれが中心になって喜びを広げていくのが最短ルートだということですね。
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