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税務署員がやっている“ズルい”貯蓄術/大村大次郎【試し読み】

リスクなし、ストレスなし!我慢しなくてもお金がみるみる貯まる悪の錬金術!税務署員は家の買い方にも秘密があった!リスクをおかさず、生活レベルを落とさずに貯金だけを増やす。お金に強い税務署員がやっているズル賢いお金を貯める【裏ワザ】を、元国税調査官の著者が教えます!

この記事では、2025年2月3日刊行の大村大次郎・著『税務署員がやっている“ズルい”貯蓄術』より「はじめに」を全文公開いたします。



はじめに


昨今のインフレやコロナ禍による不景気のため、世間のお金への関心はかつてないほど高まっています。お金のことを勉強し、節約術を施したり、投資などでお金を増やしたいという人も増えており、その類の本は書店にたくさん並んでいます。

しかしリスクをおかしたり、生活レベルを落として、お金を貯めようとしてもなかなか実行できるものではありません。そこで「リスクをおかさず生活レベルを落とさずに貯金だけを増やす」ことをテーマにしたのが、この本です。

ところで筆者は元国税調査官です。国税調査官というのは、ひらたく言えば税務署員です。税務署員は日々、事業者や資産家の申告書を精査し、税務調査などを行っています。言ってみれば、「お金持ちの懐具合」を調べるのが仕事なわけです。

そうなると、必然的にお金持ちの貯蓄方法なども知ることになります。また税務署員は前提条件として、税務や財務の知識が必要です。そのため、お金を増やすにはどうすればいいかということに関して非常に詳しくなるのです。

つまりは、お金に強くなるのです。それは当然、自分の生活にも反映されます。税務署員はサラリーマンであり公務員なので、給料はそれほど高くありません。しかしながら、けっこう豊かな生活をしています。毎日のように飲み歩くような人も多いですが、若くして家を建て将来のための貯蓄もしっかり行っている人が多いのです。

おそらく他の同じくらいの年収のサラリーマンと比べれば、信じられないくらい豊かな経済生活をしているのです。そういう税務署員のお金に関する裏ワザをご紹介しようというのが、この本の主旨です。きっとあなたの経済生活にも役立つものだと自負しています。

目次


第1章 ズルい貯蓄のための5か条

・税務署員の貯蓄のための5か条
・現金、預金にこだわらない
・老後の資金を「預貯金」で賄うのは難しい
・リスクは避ける
・生活レベルは落とさない
・節税はまったくリスクのない貯蓄法
・税金は払うものではなく“使うもの”
・“お金の現実”を見よう
・「お金にルーズ」はカッコ悪い
・貯蓄を自動的に増やす「魔法の杖」

第2章 なぜ税務署員は若くして家を買うのか?

・税務署員は若くして駅近に家を持つ
・「持ち家」「借家」論争に終止符を打つ
・家を持っていれば老後準備資金を大幅に減らせる
・持ち家と借家では「家のクオリティー」が全然違う
・「持ち家」「借家」の住居費が変わらなくなるカラクリ
・持ち家のデメリット
・マンションと一軒家はどっちがいいか?
・不動産業者という大敵
・家を持てば税金が安くなる
・遺産は不動産で残せば相続税が安くなる
・家は都心部に持っていたほうが得
・持ち家は老後に効力を発揮する
・住んだまま持ち家を換金できる「リバースモゲージ」とは?
・リバースモゲージではなく家を売却して住み続ける方法もある
・今は家を買ってはいけないのか?
・住宅ローン控除は近々廃止されるかも
・地域によって税金や行政サービスはかなり違う
・健康保険料は自治体によって大きく違う
・都市計画税に気をつけよう
・池袋のワンルームマンション税にも気をつけよう

第3章 税務署員は全力で節税する

・税務署員は税金を払いたがらない
・節税は「リスクがない財テク」
・なぜ芸能人はふるさと納税をするのか?
・なぜサラリーマンはふるさと納税をしないのか?
・ふるさと納税は何が得なのか?
・ふるさと納税は限度額に注意
・「税金のことは会社が全部やってくれる」わけではない!
・誤解だらけの「扶養控除」
・無職の夫を妻の扶養に入れることもできる
・医療費控除を使いこなそう!
・普通の家庭でも3~4万円の税金還付がある!
・医療費控除の対象となる市販薬、対象とならない市販薬
・サプリ、栄養ドリンクも医療費控除の対象になる
・あん摩、マッサージ、鍼灸も医療費控除の対象になる!
・不妊治療、ED治療費も医療費控除の対象となる!
・レーザー治療も医療費控除の対象になる
・セラミック歯、子供の歯の矯正も医療費控除の対象となる
・禁煙治療も医療費控除の対象となる!
・ちょっとした災害でも雑損控除が受けられる
・盗難被害、害虫駆除、雪下ろし費用も対象になる
・雑損控除を受けるための手続き
・年金の確定申告不要制度の落とし穴
・申告しなければ納めすぎのままになる
・退職時や転職時の税金の還付漏れは非常に多い!
・年末調整をしていない人は税金還付の可能性が高い
・アルバイトをしている人も要注意

第4章 税務署員の手堅い投資術

・普通の人が株で儲けられない仕組み
・「安いときに買って値上がりしたら売る」がなぜ難しいか
・株で儲けられる可能性が高い方法
・投資信託は基本的には株式投資と同じ
・株には税金の問題がある
・NISAって何?
・NISAは危険なのか?
・NISAは株価下落のリスクヘッジにもなる
・NISAのもう一つのデメリット
・税務署員は純金が好き?
・純金積立とは?
・投資信託を使った純金投資
・NISAを使って純金を購入する方法

第5章 老後資金のズル賢い貯め方

・老後資金は現金より年金
・500万円貯金するより年金を1万円増やそう
・「老齢基礎年金の満額」は基本中の基本
・公務員でも基礎年金を満額もらえない人は多い
・満額もらえない人は国民年金に加入しよう
・付加年金、国民年金基金を使いこなそう
・確定拠出年金“iDeco”は入らな損
・iDecoのどこがすごいのか?
・運用益にも税金がかからない
・公務員も入れる
・専業主婦もiDecoに入ったほうがいい
・サラリーマンこそ確定拠出年金を使い倒せ!
・iDecoで純金を購入する裏ワザ
・公的年金の支給額を増やす超簡単な方法
・年金は遅くもらうと税金面でも有利

第6章 生命保険、損害保険を使った財テク

・生命保険は無駄な費用か?
・生命保険不要論の落とし穴
・生活保護を受ける理由の第1位は「傷病」
・「火事は起こらないから」と火災保険に入らない人はいない
・歳をとってから医療保険を削るのは損
・「生命保険は掛け捨てがいい」という誤解
・生命保険料控除とは?
・生命保険を使った財テクの裏ワザ
・生命保険、個人年金、介護保険の「トリプル所得控除」
・個人年金に入って老後資金を増やそう
・生命保険と介護保険は分けたほうがいい
・地震保険料控除

お読みいただきありがとうございました。
続きはぜひ本書でお楽しみください!



\ 2025年2月3日発売!/
大村大次郎 著
『税務署員がやっている“ズルい”貯蓄術』

【電子書籍】は、Amazon Kindle版が
2月3日より順次配信されます

【書店店頭】では2月5日頃より
順次発売となります

大村大次郎(おおむら・おおじろう)
大阪府出身。元国税調査官。国税局で10年間、主に法人税担当調査官として勤務し、退職後、経営コンサルタント、フリーライターとなる。執筆、ラジオ出演、フジテレビ「マルサ!!」の監修など幅広く活躍中。

主な著書に『なぜ有名人が次々と死んでいるのか?』『財務省に学ぶ情報弱者から金を騙しとる方法』『亡国の脱税』『なぜ副業すると税金還付になるのか?』『2024年法改正対応版 相続税を払う奴はバカ!』『金持ちに学ぶ税金の逃れ方』『18歳からのお金の教科書』(以上、ビジネス社)、『世界で第何位? 日本の絶望ランキング集』『あらゆる領収書は経費で落とせる』 (以上、中公新書ラクレ)、『会社の税金元国税調査官のウラ技』(技術評論社)、『おひとりさまの老後対策』(小学館新書)、『税務署・税理士は教えてくれない「相続税」超基本』(KADOKAWA)など多数。

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