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ブランディングの第一歩『STP分析×クラウドファンディング』
こんにちは。事業計画研究所です。
さて、本日はフレームワーク×クラウドファンディング第3段【STP分析×クラウドファンディング】について記載していきます。
当研究所では、協業をコンセプトに新しい可能性を模索しております。その中でもクラウドファンディングを実施したい企業と、それを支援したい方とのマッチングを図る事業を企画しています。
良ければ最後までお付き合いください。
◆STP分析◆
まず簡単におさらいですが、STP分析の目的は、自社およびその製品の市場における立ち位置を明確にすること。平たく言えば『誰に(どの市場で)、商品・サービスを売るか』を分析するためのフレームワークです。
![](https://assets.st-note.com/img/1660659669609-6nNCvYwwEz.png?width=1200)
S:Segmentation(分類化・区分化・細分化)
T:Targenting(選定)
P:Positioning(他社との差別化、強みの追及)
上記3つの単語の頭文字からSTP分析と名付けられています。
(良ければ以前の記事も併せてお読みください)
ことクラウドファンディングにおいては、クラウドファンディングのプラットフォーム内を精査することにより、分析の精度を上げることができると考えられます。
◆クラウドファンディングでの活用方法◆
S:Segmentation(分類化・区分化・細分化)
まずは自社の商品・サービスの利用者がどのように分類分けされるかを考えてみましょう。
どんな地域の、どんな年齢・性別の方で、どういうライフスタイルや志向を持ち、どういう購買行動をとるのか等を細かく分析するフェーズと言えます。
■地理的変数(ジオグラフィック変数)
地域や気候、人口密度などの地理的な条件
■人口動態変数(デモグラフィック変数)
年齢や性別、職業などの人口統計的な条件
■心理的変数(サイコグラフィック基準)
ライフスタイルやその人の考え方・志向
※使用するならアンケート等で調査が必要な場合も。
■行動変数(ビヘイビアル)
志向ではなく購買行動に焦点を当てるもの、頻度や求める機能性や経済性等
お察しの方もいらっしゃると思いますが、ペルソナ設定の要素を含んでると言っても相違ありません。購入・利用してくれそうな人をイメージしながら幾つかパターンに分けて考え、その中で最もメインのターゲットとなる人物像を選定していきましょう。
T:Targenting(選定)★重要★
ここでは、通常のSTP分析同様ですがクラウドファンディングにおいても自社がターゲットに捉える市場を選ぶプロセスを指します。
4P分析×クラウドファンディングでの“Place”とも重複する部分もありますが、ここでのターゲットには3つの要素について検討してみましょう。
① そもそもの市場規模や成長性、競合の調査
② クラウドファンディングのプラットフォームの動向調査
③ プラットフォーム内でのトレンドや、競合製品調査
商品やサービスが売れるという根拠を見出していきましょう。
少し余談になりますが、CAMPFIREにおいて下記のような調査結果があります。
プラットフォーム利用者の年齢や性別、地域ごとの利用率など。
プラットフォームの選定には勿論、商品・サービスのPR戦略にも重要なデータを見ることができます。(その他、クラウドファンディングにも役立つ情報も沢山あるので良ければご覧ください🐯)
P:Positioning(他社との差別化、強みの追及)
そして最後に、自社製品が競合製品と比較した際に、どのような強みを持った商品かを検討します。その際には、ポジショニングマップなどを活用しながら整理することもオススメのポイントです。
![](https://assets.st-note.com/img/1660659297698-IOv5H3qIAx.png?width=1200)
そうすることにより整理された強みが競合優位性を見出すことに繋がったり、ブランディングの要素の一つになり得ます。
また、ここで差別化するポイントが分かれば、クラウドファンディングのページ作成時にはキャッチコピーや商品紹介の際に、どういった内容が既製品と異なるのかが自他ともに分かりやすくなります。
◆まとめ◆
STP分析を行う際のポイントとして、クラウドファンディングのプラットフォームごとにそれぞれ趣旨や流行、利用者層が異なることには気を付けなければなりません。
ただ、キャッチコピーやページの作り込み方、細部のブランディングに至るまで自社の強みを明らかにすることで、クラウドファンディングの実施に役立つのは言うまでもなく、お試しいただきたい分析方法の一つです。
本日もお読みいただきありがとうございました。