プラットフォームビジネス2つのタイプ
こんにちは。事業計画研究所です。
以前、プラットフォームの構造についてご記載しました。
バリューチェーン型からレイヤー型とよばれるビジネスモデルの転換が生じ、それぞれの消費者のポジションの違いについても述べてきました。
『選ぶことができる』という大きな特徴と魅力であるプラットフォームですが、本日はそのタイプについてお話していこうと思います。
基盤型プラットフォーム
まず一つ目が、『基盤型プラットフォーム』と呼ばれるタイプです。
以前テーマとして取り上げた仮面ライダーのベルトもまさに基盤型のプラットフォームの事例と言えるでしょう。
基盤となるベルトが存在し、補完製品と呼ばれるスイッチと一緒に利用することで製品としての機能が発揮されます。
スイッチを入れ替えることで、製品の機能自体に変容が伴うのが大きな特徴とも言えますね。
媒介型プラットフォーム
そしてもう一つが、『媒介型プラットフォーム』というタイプです。
1つの場所を基点として、ユーザーの仲介やコミュニケーション、取引の媒介などの機能を持つものを指します。
Amazonや楽天などの所謂ECモールもこれに該当し、出品する店側とそれを購入する人がECモールという場所を媒介して機能が発揮されるというものです。
上を例に挙げるとすると、売りたい人と買いたい人がうまくマッチングできれば、人が自然と集まってくる仕組みが出来上がります。プラットフォームは一人勝ちのポジションを築くビジネスモデルとしても知られていますが、仕組みを作った人に大きなアドバンテージが付されるのはお分かりいただけるかと思います。
基盤型×媒介型プラットフォーム
今や多くのプラットフォームは、先述した基盤型と媒介型の双方の要素が折り重なって構築されている、いわばハイブリッド型のプラットフォームをとるケースも多くなっています。
SNSを運営しながら、補完製品としてアプリなどを提供しているというプラットフォームも今や珍しくはありません。
当研究所も新たにプラットフォーム型のビジネスを企画中だったりもします。いつかお披露目できる日が待ち遠しいです。
今日もお読みいただきありがとうございました。
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