辞書の生き物 #347 野次馬:やじうま
野次馬
自分に関係のない火事や事件の現場に興味本位で集まる行動や群衆を指す言葉です。
人が集まっていると、「何だろう」とついつい覗いてみたくなりますよね。
「野次馬根性:やじうまこんじょう」でしょうか。
「野次馬」の語源は「親父馬:おやじうま」だという説があります。
「おやじうま」の「お」が取れて「やじうま」となり、「野次馬」の漢字があてられたというものです。
「野次」は、「やじる」の意味を持たせた形になっています。
「親父馬:おやじうま」は年老いたオス馬のことで、年取った馬は自分では先頭に立たず、他の馬の後をついていくだけで、そこから転じて、周りに流され興味本位で行動することや人を表すようになったようです。
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