辞書の生き物 #340 ミドリムシ
ミドリムシ
理科の教科書にでてくる紡錘形の微生物のイメージですが、実は植物で、葉緑体を持っており光合成をします。
とはいえ、鞭毛を持っており動き回りますので、動物の性質も併せ持っていることになります。
動物も植物も合わせた生き物を表す言葉で「動植物」という言い方がありますが、「ミドリムシ」はまさに「動植物」と呼んでよい生き物でしょう。
ミドリムシの学名は「ユーグレナ」ですが、最近ではバイオ燃料やミドリムシの栄養成分を製品化しているバイオベンチャーの「ユーグレナ」の名前が知られていると思います。
製品化にあたっては大量培養が必要で、ベンチャーの「ユーグレナ」は屋外のプールで培養する方法を確立していますが、特許出願はしていません。
特許は出願すると1年半後には公開されるため、まねされてしまうリスクがあります。
そのため、ノウハウとして社外秘扱いにして守ることにしたようです。