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猫の目 #149 辞書の生き物

ネコの目

 物事がめまぐるしく変化することを表す慣用句です。
猫の目の瞳孔は周囲の明るさによって形や大きさが激しく変わることからできた言葉です。

 ネコは夜行性で、暗闇でもよく見えるように、光を反射するタペタムという組織が網膜の裏についていて、光を増幅します。
 暗闇でネコの目がきらりと光っているのを見たことがあると思いますが、反射板のタペタムによるものです。

 暗闇に強いネコですが、色はあまり見えていないようです。
色は網膜の錐体細胞(すいたいさいぼう)で識別しますが、ネコの場合、緑と青の二色の錐体細胞しかないため、赤は灰色がかってみえているそうです。
 暗闇での狩りには色はあまり重要ではなかったのでしょう。

キャッツアイ

 猫の目といえば、その名も「猫目石」という宝石があり、英語名も「キャッツアイ(Cat’s eye)」です。光の加減でネコの細い光彩の模様が見えます。
 美人3姉妹の泥棒が活躍する「キャッツアイ」というアニメがあり、主題歌を歌った杏里さんの曲もヒットしました。

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