辞書の生き物 #361 送りオオカミ
送りオオカミ
一見親切そうにふるまい、女性を送るふりをして、スキがあれば途中で、あるいは女性の部屋で乱暴しようとする男のこと。
言葉の由来は、夜中の山道などで人のあとをつけてきて、人が転ぶなどしてスキができると襲ってくるオオカミや野犬がいたという話とされています。
いまでは絶滅してしまったニホンオオカミは、その習性として縄張りに入ってきた人の行動を監視し、ついて歩いていたようです。
歩いているぶんには攻撃はせず、人間が走って逃げたり、転んだりすると襲ったということです。
親切そうに見える男性にはスキを見せないことが大事なようです。