辞書の生き物 #328 鱶:フカ
鱶:フカ
大型の鮫(サメ)を「フカ」と呼ぶという説がありますが、基本的にはサメとフカは同じ魚です。
関東では「サメ」、関西では「フカ」と呼ぶとされています。
「フカヒレ」は一般的には「ヨシキリザメ」のヒレを乾燥させた食材の料理ですが、中国から伝わったのが関西方面だったため、サメヒレではなく「フカヒレ」の名前で広まったと言われています。
トップの写真は深海にすむ古代魚の「ラブカ」ですが、サメではなく「フカ」の名前が付いています。
深い所に棲む種類を「フカ」と呼ぶという説もありますが、そうでない種類もいますので、諸説ありの一つでしょう。
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