辞書の生き物 #338 孑孑:ぼうふら
ぼうふら
溜まった水にいる蚊の幼虫は、吸気孔がある尻尾を上にして水面からぶら下がっており、ときどき丸まったりして棒を振るようにブラブラ動く様子から「ぼうふら」と呼ばれるようになりました。
漢字だと「孑孑:けつけつ」の字があてられますが、「孑」は似てはいますが子供の「子」とは違います。
「孑」は「けつ」と読み、小さいとか孤立している様子を表す字です。
「孑孑」とならべて、小さいぼうふらが並んでいるイメージを表しているようです。
「蚊」は、日本脳炎やデング熱、マラリアなどの感染症を媒介し、人類を一番死亡させている危険生物です。
自宅の庭のバケツなど、水が溜まらないようにしてボウフラの発生を防ぎましょう。