鬼才:きさい #218 辞書の生き物
鬼才
前回「鬼手:きしゅ」について書きましたが、今回は同じく「鬼」が付く「鬼才」です。
人間とは思えないほど突出した才能を持った人のことを指します。
鬼は怖いものではなく優れた能力の意味で使われています。
映画監督、音楽家、小説家などに「鬼才」の枕詞(まくらことば)が使われることが多いです。
似た意味の言葉に、天才、秀才、奇才(きさい)があります。
天才:生まれつき備わったすぐれた才能を持った人
秀才:学問に優れた人のイメージでしょうか
奇才:鬼才と同じ発音で、世にも稀なすぐれた才能のこと
鬼才や奇才は、特定の分野で常人には考え付かないようなアイデアや発想を生み出す天賦の才能のように思います。
あこがれますが、努力でなんとかなるものではないように思います。しかし、もしかしたら気づいていないだけで、あなたにも鬼才を発揮できる分野があるかもしれません。
秀才は学問の道を究める努力を続けていければ、ひょっとしてそう呼ばれる可能性があるのかもしれません。がんばってみますか。