辞書の生き物 #333 片鱗:へんりん
片鱗
1枚のウロコのことを指す言葉ですが、1枚のウロコから、そのウロコを持つ魚の姿がイメージできることから転じて、全体像を想像させるわずかな手がかりという意味を持つようになりました。
「片鱗をうかがわせる」という表現で使われ、知識や才能の一部をうかがい知ることができる状態を表すようになりました。
ここで見えるようになった全体像は、良いイメージの知恵や才能などについて使われます。
悪いイメージについて使う場合は、「馬脚を露す」、「メッキがはがれる」、「ボロを出す」などの表現を用いましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?