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『人生の教養が身につく名言集』 〜なぜ私たちは学ぶのか〜
『人生の教養が身につく名言集』を読了。
こりずにまた教養(笑)。
私はずっと「賢さ」というものに憧れ続けている。
でも、なんで私は賢さに憧れるのだろうか。
そんな私のぼんやりとした気持ちに、今回も出口さんの言葉が響きまくった。
シャネルの言葉から、「学ぶ」ということについて出口さんはこう語る。
わからないときは、複雑でグチャグチャしている。
でも学ぶことでわかるようになると、それがほどけてシンプルになる。
どんどん学ぶことで、どんどん世界をシンプルに見ることができる。
そうやって学ぶほどに生きやすくなるし、人生は楽しくなる、と。
そう、それだ。
賢い人は考え方がシンプルで、生き方が美しくて、人生を楽しんでいる。
私はずっと、そんな人に憧れているのだ。
歳をとると、若い頃の悩みがちっぽけに思える。
大人になって世界が広がると、私たちはそんな風に感じる。
いろんな人に会って、いろんな本を読んで、いろんな所に出かけて行って、私たちは世界を横に広げていく。
出口さんは、そこに縦を足していく。「歴史」だ。
歴史という縦軸を追加することで、より世界は大きくなる。
人間の脳は1万3000年前から進化していないから、私たちはいつも何かを繰り返している。私が悩んでいることなんか、大昔に誰かがとっくに悩み尽くしているし、私の悲劇も、きっとそれはいつか誰かが通った悲劇だ。
そう思うと、心がずいぶん軽くなる。心が軽くなると、視界が開けて前向きになれる。きっと、人生も楽しめる。
シンプルで美しく楽しい人生が送れるように、もっともっと学んでいきたいなと思わせてくれた、良い言葉であふれた素晴らしい一冊。