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たまに「数学者」と呼ばれてしまいます。

例えばwikipediaには私のことを「日本のビジネス数学者」と紹介されています。

どなたがそう表現したのかわかりませんが。

しかし私は自分のことを数学者と名乗ったことはただの一度もありません。

仕方ないことかなとも思います。

私の肩書きでもある「ビジネス数学教育家」は前例がないので。

「数学の専門家=数学者」と表現してしまうのは仕方ないことかもしれません。

それだけ数学=学問という固定観念があるのでしょう。

いちいち否定するのも面倒なのでスルーしていますが。


私は学者ではなく教育者です。


学者は学問を極めたプロフェッショナル。

教育者は教育に従事するプロフェッショナル。

まったく違います。


しかし残念ながら、教育機関では学者が片手間で教育者をしたりしている現状があります。だから学者の講義やセミナーはとてもわかりにくかったり、到底「指導」という言葉とは程遠いレベルであることが多い。

もちろんすべての学者が「教育が下手」と言っているわけではありません。少なからず優秀な人もいるのでしょう。

しかし「教育」とは片手間でできるほど簡単なものではありません。数学を自分自身で極めることは(ある意味では)とても簡単ですが、それと数学を指導することは別次元の難しさがあるのです。もしあなたが数学の知識を豊富に持つ優秀な人だとして、小さい子供に「数」の授業をしてみてください。笑ってしまうほどに、「数」を理解させることができないことに愕然とするでしょう。

学者は学者の仕事があり、教育者は教育者の仕事がある。

そう考えた方が、すべての人がハッピーなはずです。だからはっきり分けた方がいい。私のようにはっきりと「教育者」であると明言した方がいい。そしてそれだけに特化した方がいい。

つい先日もある人物から(もちろん悪気はなく)「ビジネス数学者の深沢真太郎さん」と紹介されてしまい、「うーん」となりました。

「数学者」という言葉と同じくらい、「数学教育者」という言葉が浸透するといいなと思う。私はその中でもビジネス数学に特化した教育者です。「数学=学問」ではなく、「数学=人材育成のツール」と考える人種。

やらなければならないことはたくさんあるなと。

頑張ります。



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深沢真太郎 ビジネス数学・教育家 作家(35冊/小説・ビジネス書・教育書)
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