AgeofEmpires4文明解説:イングランド編
AoE4初心者向け文明解説です。どの文明を使おうか迷っている方などの参考になれば幸いです。
※主観/偏見が大いに含まれているのでよしなに。
また、ここに書いてあることはアップデートで変更されている可能性があります(時間がある時に修正します)
■1:防衛、ロングボウ、農耕
○文明ボーナス
・町の中心、前哨地、石壁塔、砦が城塞網ボーナスをもたらし、影響下にある全ユニットの攻撃速度を20%向上させる
・砦であらゆる軍事ユニットを育成可能
・軍兵を暗黒の時代(第一の時代)から生産可能かつ生産速度+50%
・首都の町の中心から放たれる矢の数が増える
・短弓を装備することで町の人の戦闘力が向上
・畑の木材コスト-50%
・粉ひき所の近くにある畑の採集速度が向上
・船のコスト-10%
○固有ユニット
・ロングボウ兵 (弓兵の代替)
…射程が長く、逆茂木を設置して騎兵を迎撃することができる。
○歴史的建造物
・参事会堂(旧:評議会議事堂)
…ロングボウ専用の弓兵育成所。作業速度が2倍
・諸王修道院
…近くにいる非戦闘状態の味方ユニットを回復する。
・ホワイトタワー
…砦(天守)。
・王宮
…町の中心。
・バークシャー宮
…射程が50%長く、2倍の矢を放つ天守。
・ウィンガード宮
…複数のユニットからなる部隊を低コストで生産できる。
○固有テクノロジー
・囲い込み農場
…町の人が働いている畑が黄金を生み出すようになる
・宿営地の設営
…ロングボウ兵が非戦闘時に体力を回復させる焚火を設営できるようになる
・一斉射撃
…ロングボウ兵が短時間 攻撃速度を70%向上させる能力を獲得する
・鉄甲
…軍兵の近接/射撃装甲 +2/+2
・城塞網
…城塞網ボーナスが+25%から+50%になる
・炸裂弾
…遠投投石機の攻撃が広い範囲にダメージを与えるようになる
・海軍本部
…軍用船の射程+1
・1-1:城塞網
○町の中心、前哨地、石壁塔、砦が城塞網ボーナスをもたらし、影響下にある全ユニットの攻撃速度を20%向上させる
上記の建築物に敵が近づくと、小さな鐘の音とともに焚火のようなマークが出現して付近のユニットを強化してくれます。町の人や攻囲兵器、船も強化対象です。
とにかく影響範囲が広い上に効果も強力なため、防衛時だけでなく攻撃時にも活かせるよう前線に前哨地や天守を置くような工夫があると良いです。
砦で固有テクノロジー『城塞網』を研究することでさらに強力になります。
・1-2:砦の生産力
○砦にはあらゆる軍事ユニットを育成できる固有の能力があります。
歩兵、弓兵、騎兵はもちろん攻囲兵器も生産することができます。
育成所は思ったよりも木材を要するため、それらを節約できるだけでも大きな強みがあります。状況に応じたユニットを育成しましょう。
『城塞網』のために砦を早めに建てる必要があるイングランドに非常にかみ合ったボーナスといえます。
・1-3:武装召集
○黎明軍兵を暗黒の時代(第一の時代)に育成可能。軍兵の生産速度+50%
AoE4は漁船がかなり強力なため、マップ中央に川や湖があるマップでは暗黒の時代から港を破壊するための戦闘が頻発します。黎明軍兵は暗黒の時代における最強のユニットであり、短弓を使う町の人との相性も良いです。
・1-4:防衛要塞
○首都の町の中心が放つ矢が増え、町の人が短弓で敵を攻撃する 兵士が少ない序盤の防衛力に大きく貢献してくれるボーナスです。のんきに近づいてきた斥候を狩ることも容易になります。
町の人の戦闘力は射撃速度とボーナスダメージを除けば通常の弓兵とほぼ同等で、非常時の戦力として十分に頼ることができます。ただし耐久力はやはり町の人なので近くに町の中心や前哨地があるなら素直にそちらに入りましょう。
・1-5:農業の島
○畑の木材コスト-50%
畑のコストが75から37になります。浮いた分を他の建物やユニット/船に使用したり、木材を集める人を減らして他の資源を集めさせたりと色々融通が利くと思います。
帝王の時代(第4の時代)には固有テクノロジー『囲い込み農場』があり、町の人が働いている畑が黄金を産出するようになります。
余談ですが、囲い込み農場を研究すると畑の外側に小さな柵ができます。もし見かけた場合は積極的に焼いてやると相手の経済に食料、木、金と大きなダメージを与えられるかもしれません。
・1-6:影響力
○時代が進化するたびに、粉ひき所の影響範囲内にある畑の収穫率が向上(+15%/+20%/+25%/+30%)
通常、他の文明は近くの安全な食糧源が無くなる直前等から仕方なく畑を利用し始めますが、イングランドの場合は暗黒の時代から安全かつ効率の良いコスト半額の畑を利用することができます。
影響範囲はおよそ畑8枚分にあたります。ただし、影響範囲内にピッタリ収まっている必要はなく一部分でも重なっていれば効果があるため、下画像のように1マス離すことで最大12枚の畑を影響範囲内に収めることが可能です。ただ、守りやすさやスペースのことを考えると8枚ピッタリ収める方が個人的には良いと思います。
・1-7:船大工
○海事に関する様々な見直しによって港の効率が向上し、艦船の建造コストが10%下がる
元々は固有テクノロジーだった船大工ですが、軍用船の射程+1というボーナスと入れ替えられました。
暗黒時代の漁船作りが容易になり、川やちょっとした湖に軍用船を浮かべたりすることが気軽にできます。
■2:固有ユニット
イングランドの固有ユニットはロングボウ兵だけです。どのユニットと組み合わせても力を発揮できるので、相手に合わせて軍編成を柔軟に切り替えていきましょう。
・ロングボウ兵
ロングボウは専用のアクティブスキルを備えた、弓兵の代替ユニットです。通常の弓兵と比べ攻撃力と射程で勝り、コストと移動速度でわずかに劣ります。また、通常のアップグレードに加えて固有テクノロジーで新たなアクティブスキルを獲得することができます。
最初から使用できるスキル『逆茂木』は、正面の騎兵にダメージを与えつつ短時間スタンさせることができる能力です。自身の弱点を単独でカバーできるものの、
・設置中は攻撃が出来ない
・設置に時間がかかるため騎兵の突撃を確認してからでは間に合わない
・正面にしか効果がなく回り込まれると無意味
・設置後もその場に留まる必要があり、ある程度移動すると解除されてしまう
という欠点があり、強力ながら使いどころの大変難しいスキルでもあります。
2つ目のスキル『宿営地の設営』は範囲内にいる非戦闘状態のロングボウ兵をゆっくりと回復させる能力です。
一人のロングボウ兵が使用すれば付近のロングボウ兵全員が恩恵を受けられるため、事実上クールタイムを無視していつでも回復が可能になります。テクノロジーはロングボウ兵と同時解禁でコストも安いので早めに研究しましょう。参事会堂であれば半分の時間で研究することが可能です。
3つ目のスキル『一斉射撃』はロングボウ兵の攻撃速度を大きく向上させます。他2つのスキルと同様にアクティブスキル…つまり自動的に発動しないスキルであるため注意が必要です。
使用すると攻撃速度が[1.50秒]から[0.50秒]になります。効果時間が非常に短いため、移動せずに撃ち続けられる状況で使用しましょう。
■3:戦い方
イングランドは守りが得意な文明ですが、守ってばかりいるといつまでも苦しい時間が続いてしまいます。兵士の生存を第一にしつつ、常に攻撃を開始できるように備えておきましょう。とにかく相手に準備の時間を与えないことが大切です。
基本的には歴史的建造物による勝利を狙うことになりますが、防衛能力の高さから、聖地や民族の象徴による勝利も狙いやすいです。聖地の近くには必ず天守を建てましょう。
・3-1:序盤
○シンプルに強いロングボウラッシュ
領主の時代はロングボウ兵の独壇場と言っても過言ではありません。最初の歴史的建造物は特に理由が無ければ参事会堂を選び、ロングボウ兵を量産していきましょう。
参事会堂はロングボウ兵の生産・アップグレードを通常の半分の時間で行うことができます。つまり弓兵育成所2つ分の働きをしてくれるわけです。
ロングボウ兵で安全な位置から敵町の人を狙い撃ちしつつ鍛冶場で矢と鎧のアップグレード及び攻囲工学の研究を行い、そのままロングボウ+破城槌で敵拠点を破壊して勝利! というのが理想の流れです。
相手は十中八九この流れを警戒して対策を練ってくるためロングボウ兵の護衛に槍兵や軍兵を必ず用意し、可能なら敵拠点近くに前哨地を建てましょう。斥候を活用して敵の反撃を事前に察知することができればより安定した勝利に近づきます。
○優勢でも内政へのケアは怠らない
イングランドの畑は強力で簡単に即3(すばやく城主の時代に進化すること)も狙えます。
その一方で内政ボーナスが畑以外に全くないという弱点もあります。鹿や果実の茂みを抑えられたところで畑があれば大したダメージにはなりませんが、伐採所や金鉱を攻撃されると途端に苦しくなってしまいます。一発逆転の致命傷にもなりかねません。
最も簡単な策はこれらの経済施設の横に前哨地を建てることです。町の人の避難所になると同時に城塞網ボーナスで防衛戦を有利にできます。運が良ければ相手は何も出来ずに諦めて帰っていくでしょう。
杭柵で侵入経路を制限/遮断してしまうのも地味ながら極めて有効な策です。こちらはロングボウ兵の安全な射撃場所を作る役目も持てます。
○諸王修道院は決して弱いわけではない
もう1つの歴史的建造物である諸王修道院は付近の非戦闘状態のユニットを回復することができます。その効果範囲は広く、さらに効果範囲内に防衛施設を建てておくことで避難したユニットを安全かつ迅速に回復することが可能です。覚えておくときっといつか役に立つことでしょう。
しかし、戦場が移りやすく小競り合いの多い序盤にゆっくり回復する余裕が(ほぼ)ないこと、攻撃時には全くと言っていいほど役に立たないこと、肝心のロングボウ兵はどこでも回復できるスキルを身につけてしまうことなど、思ったよりも出番がありません。
・3-2:中盤
○町の中心か、砦か
2つ目の歴史的建造物はどちらもただの代替、城塞網は発動できるものの、何かしらの特別な能力を備えているわけではありません。『進化したら町の中心か砦のどちらか好きな方を貰える』と思って適当な方を選びましょう。
町の中心の機能を備えた王宮は単純にして強力、迷ったならこちらを選びましょう。森や金鉱の近く、あるいは複数の資源を確保できる位置に建てると効果的です。
もし激しい攻撃を受けているならホワイトタワーが役に立つでしょう。文明ボーナスのおかげで育成所の建設を待つことなく騎士や攻囲兵器の生産を開始でき、敵に合わせた強力なユニットをぶつけることができます。
○ロングボウ兵はサポートに
城主の時代にはロングボウ兵にとって辛い展開が待ち受けています。
全ての文明は城主の時代になると軍兵、騎士、弩兵、攻囲兵器が解禁されます。弩兵以外は全て弱点で今までのようには戦えません。が、ロングボウ兵は護衛する側としても高い能力を発揮できるため、序盤から継続して生産する価値はあります。
とにかくロングボウ兵だけで戦うことを避け、必ず他のユニットと組み合わせるようにしましょう。投石機対策の弩砲も必須です。
軍兵は生産が容易なため数が揃えやすく、固有テクノロジー『鉄甲』によって耐久力が大きく上がるため相手にとってかなり厄介な存在になります。金を使わずに突破することは難しく、大量の金を消費させることで相手の軍隊を内側から蝕むことができます。敵の町の人が金鉱に集まったところをしっかり襲撃してトドメを刺してやりましょう。
一方、これといった文明ボーナスが無くても騎士は強力で、騎士の弱点はロングボウ兵が完璧にカバーできるため隙が少ないです。資源に余裕があるなら軍兵より騎士の方が良いですが、資源切れには気を付けましょう。
チーム戦ではロングボウ担当と騎士担当に分かれて2国で1つの大きな軍隊を作ることがあります。機動力の違いから分断されて各個撃破されてしまうケースが頻発しがちなため、仲間の動きには常に気を配りましょう。
○海戦は得意
文明ボーナス『船大工』により城主の時代以降の高価な軍用船も気軽に生産できます。海戦は数がものを言うので計画的にガンガン生産しましょう。固有テクノロジー『海軍本部』により射程が長くなったハルク船は脅威的で、城塞網ボーナスが適用されることもあり海戦はかなり有利です。
・3-3:終盤
○コスパの暴力、ウィンガード宮
軍兵、槍兵、ロングボウ兵、騎士、遠投投石機を1体ずつ生産する場合、本来なら資源1280[食糧340:木材570:金370]が必要なところをたったの400[食糧100:木材100:金200]で生産できます。生産時間は1分15秒で、遠投投石機がほぼ3台、士官学校研究済みならほぼ4台生産できる時間です。同じ軍を砦1つだけで生産すれば士官学校研究済みで1分34秒かかります。
アップデートで追加された『ウィンガードレイダー』と『ウィンガードレンジャー』は食料200金100、生産時間は同じく1分15秒です。
レイダーは騎乗兵と騎士が各3ユニット、レンジャーは弩兵と砲撃手が各3ユニットで構成されています。遠投投石機が十分にある場合はこれらを生産するようにしましょう。
○雑に置いとけるバークシャー宮
ホワイトタワーに続いてまた砦の機能を備えた歴史的建造物で、2倍の矢狭間を備え、全ての射程が50%長くなっています。弩砲/大砲陣地はもちろん、煮え油の射程すら長くなります。
矢の射程[12]は射石砲よりも長い…ですが、射石砲にはほとんどダメージを与えられません。そこはおとなしく弩砲を使いましょう。威力は通常と同じでも数は2倍なので、とりわけ船に対しては絶大な威力を誇ります。
弩砲陣地の射程は[13.5]、大砲陣地の射程は驚きの[15]です。遠投投石機が[16]なのでギリギリ足りませんが、視界に入るもの全てを撃ち抜く圧倒的な存在になります。バークシャー宮を建て終えたらすぐに兵器陣地を追加できるようにしましょう。
○イングランド再加速……?
畑のボーナスとアップグレードがすべて揃い、炸裂弾を放つ遠投投石機は射石砲顔負けの破壊力を見せつけ、一斉射撃と火矢が解禁されたロングボウ兵はトップクラスの攻撃力を手に入れます。と書くと、とても強そうに見えますね。
実際 囲い込み農場の効果は強力ですし、遠投投石機も当たれば強いです。もちろんロングボウも。
しかし、囲い込み農場だけでは終盤の金は賄えません。遠投投石機も当たらなければ意味がないですし、ロングボウ兵は大砲の前には無力です……無力は言い過ぎかもしれませんが。
終盤を戦い抜くにはこれらの長所、強みに拘りすぎないことが大切です。状況に応じて柔軟に切り替えましょう。遠投投石機よりも射石砲の方が良い場面もあります。敵との距離が近いなら砲撃手やオルガン砲が火を吹くでしょう。全てが面倒くさくなったらカチカチ精鋭軍兵でごり押してしまう手も無くはないです。
■4:各文明対策
主にマルチ戦1vs1の内容です。ある程度経験を積んだらここに書いてあることは忘れて、自分の感覚を信じて戦ってください。
・4-1:対 イングランド
○ロングロングロングボウ
多くの場合、序盤はロングボウ兵のぶつかり合いから始まります。必ず前哨地を建てて軍兵や騎乗兵を混ぜることで少しでも戦いを有利に進めましょう。ロングボウ兵で戦うことを諦めるのも選択肢の一つです。
○とにかく城塞網から出てはいけない
序盤で勝敗が決まらなかった場合はプレイヤーの個性が大きく出ます。ロングボウを完全に捨て去る人もいれば、頑固にロングボウ兵だけで戦い抜く漢もいたり。相手に合わせるよりも思いっ切り振り回してやった方がいいかもしれません。
とりあえず「城塞網の下で戦うこと」「ユニットをなるべく生存させること」「相手の城塞網ボーナスを止めること」この3つを徹底しましょう。ついでにダメ元で畑を襲ってみたりしてもいいでしょう。
・4-2:対 フランス
○近衛騎士は全てを破壊する
序盤から暴れまわる近衛騎士が本当に厄介極まりないです。槍兵は常に、十分な数を用意しておきましょう。近衛騎士が槍兵や弩兵から逃げるのは「不利だから・負けるから」ではなく「損をするから」です。単純に消耗したくないだけで、ゲームに勝てる場合は相性なんか無視して突撃してきます。
フランスと戦う場合は相手の2倍3倍の軍隊を持つくらいの気持ちでいましょう。もし増やすのが難しいようなら、相手のを減らせばいいのです。
○フランスはとにかく金が要る
近衛騎士、アーバレスト、大砲。どれもこれもイングランドにとって脅威的な存在ですが、幸いなことにこれらを安定して生産するためには大量の金が必要です。特に序盤は近衛騎士+弓兵の攻撃に苦戦を強いられますが、うまく隙をついて金鉱を攻撃することが出来れば戦いがだいぶ楽になります。
もし商人や交易船が稼働していたら死ぬ気で阻止してください。
・4-3:対 神聖ローマ帝国
○超苦手な相手だけど割と何とかなる
イングランドは重装ユニットが苦手な傾向にあり、基本的に鉄甲軍兵で止めてる間に何とかする方法に頼るしかないです。そして神聖ローマ帝国(以下:HRE)の軍兵は足が速い上に重装特効まで備えています。どうしようもないです。
……じゃあ固有テクノロジーが研究される前に倒せばいいじゃん……というのが案外決まります。領主の時代ならば軍兵は互角なので、緊急修理にめげずに破城槌ラッシュを決めましょう。
○聖遺物と経済拠点をひたすら狙う
重装特効を恐れて軍兵や騎士を出さないでいると、ランツクネヒトにあっという間に蹴散らされてしまいます。投石器やオルガン砲を用意してもカルバリン砲に撃ち抜かれるのが目に見えています。ではどうすればいいのか?
経済を破壊してやりましょう。HREの経済は司祭とシュヴァーベン宮に頼り切り。復帰が非常に早くても町の人の補充は手間ですし、経済用の高位聖職者を補充し忘れる人は結構います。騎乗兵を使い捨ててひたすら経済拠点を荒らし続けましょう。守りの堅さに関係なく全体的に荒らせばより効果的です。
・4-4:対 ルーシ
○ひたすら狩りの邪魔をする
最初に斥候を生産して、なるべく鹿を狩りましょう。羊1鹿2で計3体の斥候がいれば安心ですが、別に2体でもいいです。
相手の動向をよく観察し、イノシシ狩りの気配があればすぐに妨害しましょう。たまによくいる『職業斥候』にも要注意です。
○やはり序盤に決着をつけたい
素早く城主の時代に進みたいのか、初期騎士は意外と出てきません。出てきても近衛騎士ほどじゃないので槍兵で倒せます。
初期騎士が出てこなくて且つ黄金の門が建っている場合、相手はすばやく城主の時代に進もうとしています。これを止めることはほぼ出来ません。弓騎兵や僧兵は城塞網下のロングボウ兵である程度対処可能なので、そのまま歴史的建造物による勝利を目指すか、一度退いて城主の時代を目指すか決めましょう。
・4-5:対 中国
○攻囲工学の優先度高め
中国には甕城(太陽の楼門)や銃眼狭間といった強力な防衛施設が序盤から揃っています。だからと攻撃を躊躇っているとどんどん強くなっていくので、出来るだけ攻勢に回って近い建物から破壊していきましょう。税金を回収される前に破壊できればベストです。
○勝利のカギは「斥候」
中国はプレイヤーが何を重視しているかで動きがガラッと変わります。そして何を企んでいるかは帝国の役人の位置で予想できます。暗黒の時代から粉ひき所と金鉱にいる場合は城主の時代を急いでいる可能性が高いです。伐採所にいる場合は速攻を仕掛けてくる、もしくは石材を採って町の中心を増設しようとしているかもしれません。とにかく斥候で役人の位置を探り、チャンスがあればロングボウで射貫いてしまいましょう。
・4-6:対 モンゴル
○早期ラッシュには対応しやすい
城塞網と黎明軍兵のおかげで、先手こそ取られるものの序盤の対処は容易です。相手がヤム網を伸ばすように、こちらも城塞網を伸ばしてやりましょう。機動力では勝てないので地味に堅実に行くことが大切です。
○執拗にオボーを破壊するべし
宗教的にマズいことも中世なら「でも異教徒だし……」で許されます。
冗談はさておき。オボー効果による2倍生産は厄介です。しかも改良テクノロジーにより量も質も両立してきます。本当に厄介です。中盤終盤はもっと厄介になるため、出来るだけ相手を領主の時代に押しとどめるような戦いを心がけましょう。
・4-7:対 デリースルタン国
○聖地周辺の戦いに勝つべし
やはり序盤にさっさと倒したいところ……ですが、デリースルタン国が相手ならほんの少しだけ遅らせた方が良いです。というのも、デリーは中国のように素早く兵士を生産して簡単に守りを固めてしまいます。ロングボウ兵を溜めながら前哨地を建設し、小手先の対応ではどうにもならない状態で攻めていきましょう。モスクや軍事施設は優先的に破壊するべきです。
○エレファントはデカい的
エレファントは城塞網マシマシの集中攻撃でさっさと倒してしまいましょう。それができない状況になってしまったらほぼ負けです。いくらイングランド軍が鈍足とはいえエレファントよりは足が速いので、一旦逃げ帰って準備を整える手もあります。
ロングボウ兵で学者を狙撃できれば割と何とかなります。
・4-8:対 アッバース朝
○泥沼に引きずり込めばだいたい勝てる
序盤は特筆すべき点はありません。兵士やらくだが大量に出てくるわけでもなければ圧倒的な経済で突き放されるわけでもない。ちょっと建物が固いくらいですが破城槌を使うなら問題にはなりません。ただし領主の時代のうちに倒しておかないと結構大変なことになります。
○狙いは一点に絞る
事前に敵陣を偵察し、知恵の館、町の中心、軍事施設、経済拠点のどこを狙うかをあらかじめ決めておきましょう。
知恵の館の破壊は一番難しいですが黄金時代と進化を阻止できます。経済棟が建っている場合は2つめの町の中心がある可能性が高く、それを見つけて破壊できれば勝利はほぼ確実です。軍事施設は黄金時代のために複数建っていることが多く、数で押し返されないためにも上記より優先して狙う価値はあります。
■5:まとめ
畑ボーナスのおかげで羊や鹿の獲得量に左右されにくく、序盤から内政が安定している点は他の文明にはない魅力です。少数のロングボウ兵で速攻を仕掛けるか、十分な頭数を揃えて大打撃を与えるか。いずれにせよ相手が十分な準備を整えてしまう前に攻撃することが大事です。
もし序盤の攻撃に失敗しても、防衛能力の高さを活かして反撃を凌いで再度攻撃に転じることができます。壁や城塞網を用いて敵を遠ざけつつ、ロングボウ兵で一方的にダメージを与えられる時間を作りましょう。
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