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第13回 ネットの短歌を拾い集める(碧乃 そらさん、えいりさん)

年末から体調がやや不調ながら活動していたら、元旦に発熱しました😭
今は熱は引いています。身体は、noteを書ける程度には回復しています🫧

新年なので、 #2024年の自選五首を呟く から採ってみたいと思います!


碧乃 そらさん

入選作品が複数あり、ここから選んで評を重ねるのは恐縮ですが、謙遜など要らないほどの立場ですので、取り組んでみます。
💪(´・_・`💪)

すこしだけ元気が出た日曜の午後あかるい日陰においたサボテン

気落ちするようなことを言われたのは金曜日だろうか。憂鬱な土日を送ることになりそうだったが、不思議と日曜の午後になると緩やかで間延びした時間を味方につけ、少しだけ自分を取り戻すことができた。
サボテンは放っておいてもなかなか枯れない強さがあるが、強烈な日差しを心配してか、あかるい日陰に置かれている。そして、そこに置いたのは自分である。
影というのは、光が相対的に当たっていない暗い部分でしかない。つまり、光源が一点しかないのであれば影に濃淡は生まれず白と黒の世界となるが、光源が複数ある場合はあかるい日陰が生まれる。サボテンはそのような場所におかれ、それを置いた自分がいることを知る。そうやって日曜の午後は私を構成し直していく。

自分の置かれている場所の鋭い客観視を経て詠まれた作品だと感じました。ありがとうございました‼️☺️

えいりさん

えいりさんは短歌を10月から始められたとのことです。年まとめにはこんな面白い歌がありました。

ふわふわのアンダーディグディグドラゴンはトイレのしつけが全くできない

これは……?というのが初見の正直な感想です。しかし地下鉄の坑道🚇をふわふわの龍が言うことを聞かず遊泳しているようなファンタジー感というかパレード感、ディグディグの音的な良さ、トイレのしつけが全く出来ないことに含まれる拭えない強い諦念、これを年まとめに選ばれたということ意味(辰年の終わり)など、思索できることは多いです。

一般に、おおよその意味の取れない歌は格式のある場ほど忌避され、逆にXはその点でかなり度量が広いということが最近分かってきました(いいねをもらえるかは別)。こういうのもっとあってもいいだろ‼️という意味もあり、また不思議と目を引かれた歌でしたので、今回採らせていただきました😌

おわり


以上、第13回となります。お付き合いいただきありがとうございました。
はやく体調治します😭

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