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「夏目友人帳 漆」2024年秋アニメ感想15~少し切なく、心が温まるお話が心に響く

「夏目友人帳 漆」は、緑川ゆきさんによる日本の漫画作品。
2007年から『LaLa』で連載中。
初出は『LaLa DX』(白泉社)2003年7月号。同誌2005年1月号から読み切り連載された。

今回は第七期のアニメとなります。
第一期は2008年にアニメ化されています。そのあと1,2年おきにアニメ化されていて、六期(2017年アニメ化)以来なので今回は7年ぶりのアニメ化となります。

夏目が笑顔で自転車一人で乗ってるだけで泣いちゃう…!
(夏目は親戚たらいまわしになっていた時代が合って、自転車も買ってもらえてなくて、高校になっても自転車に乗れていない話が過去にあります)


あらすじ
小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志。

彼は、祖母レイコが妖怪を子分とする証にその名を書かせた「友人帳」を継ぎ、自称用心棒の妖怪・ニャンコ先生と共に、妖怪達にその名を返す日々。

ようやく手に入れた大切な場所で、友人達との深まる絆を感じながら、夏目は妖怪達との出会いや別れを繰り返していく…。

アニメ公式サイトより

気になるポイント


懐かしい自然の風景。ゆっくりした時間を過ごす夏目達の時間。

美術や音楽、SEすべてがマッチしていて、癒されますね。
森の木々のさざめき、川の音、鳥のさえずり。
がやがやしたところで見ずに、静かな空間で一人で視聴するのをお勧めします!

ちょっとしんみり、切ないけど、あたたかい気持ちになれるストーリー。

夏目のお話は大体見た後にしんみり切ない、でもちょっとあたたかい気持ちになるお話が多いです。
時に理不尽なあやかしにさらわれたり呪いをかけられることもありますが、ニャンコ先生という頼もしい用心棒と一緒に難題を解決していきますので、最後にはホッとした気持ちになります。

夏目の話で記憶してる話で印象的なのが夏目の過去話。
夏目は現在は穏やかな性格ですが、中学時代はちょっと荒んでた時期が合って、その辺の話もちょっと泣けるんですよね…
優しい話だけではなくてちょっとぴりっとした話もたまにあり、考えさせられることも多いです。

全体の感想

一期と変わらぬ雰囲気の安心感。
年数経ってから同じ話を見ても、「ああこの話、いい話なんだよなあ」としみじみ思えるアニメ。

1話は仏像のかけらの魂が、夏目の作った粘土のニャンコ先生に乗り移ったお話でした。
止まった柱の振り子時計。壊れてしまった鳥の置物。物にも寿命がある。
けれど、人間は止まってしまったものを何年も何十年も大切に置いておく。

夏目の話って、見る人それぞれ違った感想があるのかなと思いますが
お話が終わった後の余韻の時に感じる感情はきっと同じなのかなと思います。

好きなもの、好きなこと、好きな人との関係はずっと続いてほしいなと思ってしまうけど、いつか終わりがあって
でも感情に終わりはないんだと。

もうシーズン1から毎話数感想書きたいなと思うくらいいろんな感情が呼び起こされる良いアニメです。

最近のアニメって最初から見てないとわからない作品が多いですが、夏目は途中のシーズンから入っても、楽しめます。

夏目のあやかしを見る力とニャンコ先生の関係だけわかっていれば、どの話数から見ても大丈夫。

妖怪もの、不思議なお話が好きな方にはおすすめ!


見たことが無い人はぜひ見てみてくださいね!



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