「青のミブロ」2024年秋アニメ感想18~幕末を駆け抜けた最後の武士たちに思いを馳せる。主人公は白髪碧眼!?
「青のミブロ」は
安田剛士さんによるの漫画です。
『週刊少年マガジン』(講談社)にて、2021年から連載中。
幕末の京都が舞台となっている。少年の視点から新選組を描いた作品。
「ミブロ(壬生浪)」とは新選組の前身である壬生浪士組(みぶろうしぐみ)の通称。
秋アニメ感想最後は、青のミブロです!
これ見たかったんですよ…
新選組は詳しいわけではないのですが、幕末、明治あたりのお話は好きです。
大河ドラマだと「新選組!」、アニメだと「ピースメイカー鐵」を見てました。
「るろうに剣心」もそうですがだいぶアレンジされてますね。
同じ題材を扱っているのに、視点や描き方が違うと、全く違う面白さがある題材だと思います。
PV見た限り青春もののような雰囲気…
白髪碧眼の主人公のビジュアルが目を惹きます
気になるポイント
・主人公の「ちりぬ にお」。なぜ白髪で碧眼?
白髪で青い目の容姿の少年。13歳。土方と沖田に出会い、壬生浪に入ることを決意する。
史実で実在している人物ではなく、創作のキャラクター。
なぜ名前がひらがななのか?(もしかしたら両親が日本人ではない?)
※追記。育ててくれたおばあちゃんの店が「ちりぬ屋」。一緒にいた女の子が「いろは」
いろはにほへとから名付けが来てるみたい。
すごく謎めいた主人公です。
沖田に初めて会った時、白髪なのを驚かれますが、「細雪みたいで良いね」と受け入れてもらえます。
普通なら異端視されそうですが…
なぜこの容姿なのかすごく気になる!
・新選組メンバーについて
新選組作品に触れるとき、キービジュアルを見て誰が土方なのか、沖田なのか予想するのが楽しいですよね。
見る前から楽しい。
1話では沖田、土方が出てきてましたが
沖田はポニーテールの美形。
土方は目つきが悪い狂犬という雰囲気。
イメージ通りで良い!
※追記
2話で近藤勇、芹沢鴨なども出てきたのでご紹介
初見、こっちが近藤さんかと思ってしまったw(銀魂のせい)
芹沢鴨です!
いやこれは反則だよ…(笑)
でも芹沢鴨って最終的には新選組に暗殺されたわけですが、今のところそんなことにはならなそうな空気で…
こんな明るいキャラがそんなことになったらつらいな
で、近藤勇はこちら。
結構普通なかんじ?
かと思ったらびしっとすれば、近藤勇っぽい!
見回りに行く…。おや…様子がおかしい。
怪しいやつをみつけて追いかけるも
足、遅!!
あと、天然ボケっぽいです…(笑)
でも相撲大会では圧勝してました。
全体の感想
シリアスな作品かと思いきやけっこうコミカル!
新選組を題材にしているので、史実通りの事件が起きた場合今後どうなるのかが気になる。
作画は日常シーンがふわふわしてるけど、戦闘シーンはおおむね良いです
夏アニメの逃げ若につづいて、秋アニメは新選組の青のミブロ。
個人的に歴史を題材にしたものは好きなので助かります!
見てからあとで史実調べるのが好きです。(ミーハー!)
シリアスな作品かと思いきやけっこうギャグがあって、コミカルなシーンが多かったです。
近藤勇が杉田智和さんが声優なのもあり、ちょっとだけ銀魂がちらつきました。
OPがSPYAIR(銀魂の主題歌とか歌ってた)なのはあえて狙ってるのかな!?
青のミブロは土方も沖田もかっこよく描かれていて、主人公「にお」に対してとても親切に接してくれます。
2話の時点で
「この世には正義と悪があって、正義が良い人で、悪が悪い。だから斬られた奴は悪なんだと思っていた」
「実際は正義と正義しかない」
とシンプルにテーマが提示されていました。
フィクションなので史実とは違いますが
昔確かにこういう時代があったのだということに思いを馳せられるので、こういった歴史ものって良いですよね。
まだ武士がいたころ。
これから来るであろう時代の変化。
武士だから、志、主、国、日本を守りたい。
家族を守りたいと刀をふるった武士もいたかもしれない。
万国、
武士、侍というものに、ロマンを感じてしまう人が多いと思いますが
本当に言葉では言い表せない魅力がありますね
「にお」が新選組の隊服を着ているキービジュアルがあるので、ゆくゆくは
新選組に入るんだとは思うのですが、今のところとてもじゃないけど戦うなんてできなさそう。
今後どうなっていくのか気になる作品です!
今のところ地上波放送がメインなので、配信だとレンタルになってますね。
TVerで見れます!
自分のためのメモ
新選組は最初は幕府のもとで京都の警備のために結成されました。
身分年齢を問わず、腕の立つものは加えられ、多いときは700人を超えていたそう。
しかし大政奉還で第15代 将軍 ・ 徳川慶喜(最後の将軍)が明治天皇へ政権を返上したところから、武士の立場が変わります。
大政奉還の理由としては、無駄な内戦を防ぐため、国をまとめるためだったと言われています。
(徳川慶喜は政権を調停に渡しても、徳川家の力、武士の力は必要にされるはずだと考えていた)
1853年にペリーが来航し、1858年に日米修好通商条約を結ばれ
日米修好通商条約のせいで神奈川(横浜)・新潟・兵庫(神戸)・長崎の港が開港され、江戸と大阪で外国人が商売することも許されるようになり、外国の製品が並べられるようになりました。
外国と貿易することで物価は上り、金の海外流出をもたらした。
(これ今まさにそうですね)
庶民の不満が爆発し、公使館の焼打ちや外国人の殺害など過激な尊王攘夷運動が起きた。
領事裁判権も制定。(『人が日本で犯罪をしたら、その外国人の国の法律で裁かなければいけない。外国人は日本で犯罪を犯しても、日本で日本の法律で裁かれない)
あとあと苦労して撤廃はされているのですが、これ現代でも似たようなことで問題になってますよね…。
治外法権というのがありますが、あれはざっくりいうと「外国人がある国にいても、その国の司法権、行政権、立法権に従わなくて良い権利」
似たように思えますが、治外法権は法律全体に対しての言葉で
この中にある司法に関わることが領事裁判権。
もはや幕府は限界で、公(天皇)と武(幕府)が協力する公武合体を考えた。(天皇の妹と徳川家茂の結婚で関係ができる)
これで解決するかと思いきや、公武合体に危機感を持ったのが尊王攘夷派の長州藩が京都に兵を送る。幕府は長州藩を討伐。(二度戦っている)
公武合体派に積極的だった孝明天皇が急死し、いよいよ公武合体も難しくなった。
薩摩藩主と長州藩主に徳川慶喜を討伐する命令が出され、徳川慶喜は突如、朝廷に対して政権を返上すると申し出た。