「烏は主を選ばない」2024年春アニメ感想27
烏は主を選ばない
は、阿部智里さん原作のファンタジー小説です。
2012年6月より文藝春秋にて刊行され、2018年6月に『コミックDAYS』で漫画化されました。
これ、すごい紹介したかったんですよ。
感想書いたのですが、なかなかまとまらなくて…。
正直まとまらなかったので、だらだら感想書いてます(笑)
世界観、設定が作り込まれていて、そこがわかってくるとのめり込めるタイプの作品です。
3話まで見たら、若宮と雪弥のやりとりがおもしろくて楽しくなってきましたよ。
NHK放送ではあるのですが、dアニメストアでも配信されてます!
〜あらすじ〜
気になるポイント
・八咫烏の一族
どうやらこの世界の人は烏に変身できるらしい。
乗り物に使われてた烏も人間らしいです。
3本目の足を縛られると人間に戻れないらしい…。
・妃候補の争い
「宗家」のもと、東西南北の大貴族「四家」によって四つの領(東領、西領、南領、北領)があり、
東西南北の大貴族四家の4人の妃候補が勢揃い。
それぞれ外見も個性も違って華やか。
若宮の妃になるためにバチバチでした。
・雪弥と若宮
1話だけだと全然出てこないのですが、
2話以降出てきます。
主人公は雪哉なんですが謎が多いです。
雪哉はなぜ側付きに選ばれたんだろう。
雪哉の生まれも重要そうだし、今後判明していくのかな?
若宮も謎だらけ。
真の金烏らしい。主の側付きは1人しかいないようで(みんなクビになってる)
なかなか難しい人物のよう。
ストーリーも気になるけど、この2人の掘り下げが気になる。
好きなポイント
・世界観
山神さまによってひらかれたと伝えられる世界、山内。
八咫烏の一族(烏に変身できる人間)が住む。
八咫烏には身分の差があり、貴族階級を「宮烏」、
町で商業を営む者を「里烏」、地方の庶民を「山烏」という。
みんな烏に変身できる。
貴族階級は烏の姿を卑しい姿だと考えており、一生のほとんどを人の姿で過ごす。
烏の姿のまま家畜として使役される者もいる…。
この世界観がすごい惹かれます。
面白いですね。
日本だと八咫烏は神の化身ですが、
山内の統治者・次期“金烏(きんう)は元々はそういう立ち位置なのでしょうか。
・一癖ある妃候補たち4人
まるで平安貴族のような生活をしている妃候補ですが
1話は世間知らずの「あせび」が真赭の薄(ますほのすすき)に茶会に呼ばれたものの、貴族の嗜みや常識がわからず恥をかかされてました。
組香は香道の遊び方で、数種類の香を聞いてその香りを当てる競技。源氏物語でも出てきますね。
こういうのめっちゃハラハラするんですよ
・若宮
やんごとなき貴族の方なんだろうなと思っていたら、かなり自由です。
キャパオーバーな仕事を新人に急に頼むし、
冷徹なのかと思いきや、ちゃんと労ってくれたりもする(金柑くれただけだけど笑)
まだまだ人物像がわからないですね。
行動もちょっとおかしくて、
植木には白と青があって、白い鉢と青い鉢には指定の水を汲んでやれと命じたり
(しかも白い鉢と青い鉢は色別に揃えて置いてない。なんでやねん!(笑))
3話で姫たちのいる屋敷を偵察に行って、虫に噛まれてかゆそうにしてたり
身代わりに池に雪哉を突き落としたり、
いや、もう、若宮、自由すぎ…!
・雪哉
北家の地方貴族(垂氷郷郷長家)の次男。
登場早々、庶民のふりして顔面ボコボコにされてたり(後で自分の方が身分上だったので相手に恥かかせたり)
貴族との剣術試合で昏倒してたり、(あとできっちりお礼参りしてたし)
発言ものらりくらりとしていて、ボンクラだと思われてるのですが、実はフリだけで優秀そう。
家督争いに巻き込まれたくないのでやる気ないアピールしてたのが、長束(なつか。若宮の腹違いの兄)に、1年間若宮の側付きに推薦されてしまう。
なかなか面白いキャラクターでした。
全体の感想
原作未読ですが、世界観が面白かったです。
こういう別世界に連れて行ってくれるような作品好きです。
世界観、人物のドラマがメインの作品だと思うので大河ドラマが好きな人は好きな作品だと思います。
こちらはファンタジー要素強めですのでそういうのが好きな方もおすすめ。
ちなみに用語が多いので予習は必要な作品です。そのほうが楽しめると思います。
わからない単語もたくさん出てきて、引っかかることがあったので
これは小説読もう!と思いました。
気軽に見れるアニメではないかもですが、長期休みに原作と合わせてじっくり見るといいかもしれません😄
個人的に今季おすすめ上位です。
・EDの曲「とこしえ」 志方あきこさん
志方あきこさん、昔アニメのうみねこのなく頃にのOPで知ったのですが、
民族調だったりゴシックだったり、洋風なイメージだったり、その世界に引き込まれるようなBGVで、ガシッと心つかまれます。
今回は和風寄りで、これが作品に合っていて非常に良いですね。
音楽が聴ける公式サイトがなかったので、ぜひ調べて聞いてみてください。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?