「パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき」2024年秋アニメ感想12〜なろう系だけど、クセがなくて見やすい
「パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき」は
影茸さんによるライトノベル。
『小説家になろう』にて2018年5月30日より連載され、『Mノベルス』(双葉社)にて2019年より書籍化刊行されている
タイトルが長い作品=なろう系が多いわけで
正直、いつもドキドキ不安な気持ちで見ています。
今作はどうだったかというと…
意外と大丈夫でした!
気になるポイント
よくあるなろう系の雰囲気。
主人公ラウストは人々から無能と呼ばれている。
ラウストはヒールしか使えない治癒士。
前のパーティーで解毒の術が使えないのが原因で追い出されて、無能な治癒士だと町でも有名で、バカにされています。
ギルドでも受付嬢がラウストにパーティーを組ませないように、ナルセーナにうるさく説明しています。
無能だというだけでものすごい差別を受けてる…というお話。
なんかやるせないですね…。
(どこまでのレベル、スキルが必要か提示されてパーティー募集したほうが間違いなくていいよね。相手を何も調べないで仲間に入れるほうが無能な気がする)
お話としては主人公が冒険者ギルドでヒロインと初対面で仲間になって、ダンジョンに行くといういつものやつでした。
お話は普通でスローテンポだけど丁寧
ナルセーナはラウストに過去に助けられていて、その時にラウストとパーティーを組みたいと願っていました。
ラウストは前のパーティーを追い出されたばかりで、ナルセーナの勢いでパーティーを組む。
ナルセーナが初心者で戦えるかどうかわからないのに、主人公ラウストは初心者用の西の草原ではなくいきなりダンジョンに連れて行きます。
理由は西の草原はあまりモンスターに出会えないから。(軒並み狩られていなくなってるとか、他のパーティーが陣取ってるからとか?)
東に行っても上の層なら敵は弱いと踏んだけど、なぜか強いモンスターがおり、
ナルセーナの戦闘力の高さを確認した…というお話でした。
なかなかスローテンポな構成です。
全体の感想
主人公にクセがなくて全体的に見やすい。
スローテンポだけど描写は丁寧。
1話のフックは弱い。
たぶん主人公が実は無能じゃないんだとは思うけど、そのへんが良い設定だったら面白くなりそう。
なろう系主人公でよくいるのが、弱いと見せかけて実は強者で俺つえええというタイプですが
今作のラウストは白いローブの治癒士。
ひたすら回復でサポート担当。
俺つええとは程遠い。
主人公の性格が落ち着いていてクセがないのでストレスなく見れます。
ヒロインも素朴で元気。
ただ主人公の目的や目標が提示されてないので、そこがお話や引きが弱くなってる要因です。
これから掘り下げがあるなら右肩で面白くなるかも?
素朴な二人がこれから出てくるお邪魔キャラ(前のパーティーの人達)にどう対応して、対処していくのかがポイントですね。
「なんで無能のお前にこんなかわいくて強い子が仲間に入ってるんだ!許せん」みたいなお約束キャラがいないことを願います
ABEMA独占みたいで、他はレンタルしかありませんでした
1話だけでもどこでも見れるようにしてくれてら、視聴者も増えるかもしれないですね
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