【東京五輪マラソンコースあれこれ(7)】 北1条通の道幅はなぜ変わる?
北1条通は、駅前通との交差点を境に道幅が変わります。西4丁目から西は中央分離帯のある広い通りになり、両サイドには自転車レーンが設置されています。しかし広い区間は長くは続かず、西8丁目のSTVの前からは元の道幅に戻るのです。
実はこれ、明治初期の都市計画の名残で、140年以上変わっていないのです。碁盤の目のような町割がほぼ成立した明治8年(1875)の札幌の地図を見ると、ほぼ現在の道庁の位置に開拓使本庁がありました。その敷地はとても広く、道庁の5倍もあります。役所は城であると