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アッセイを考える

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分子生物学的な感覚を養うための思考実験🧪
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記事一覧

【アッセイを考える #7】定量PCRの内部標準

 「アッセイを考える」シリーズの7回目である。前回はアッセイに必要なサンプル数について、…

たまむし
3週間前
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【アッセイを考える #6】必要なサンプル数はいくつ?

 「アッセイを考える」シリーズの6回目である。前回はハイスループットな定量試験で用いられ…

たまむし
3か月前
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【アッセイを考える #5】ウェルプレート内のグラデーションの解決

 「アッセイを考える」シリーズの5回目である。前回は、物質の定量試験という、やや分析化学…

たまむし
4か月前
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【アッセイを考える #4】見たいものを正しく見る

 「アッセイを考える」シリーズの4回目である。前回は、2種類の基質を持つ酵素の反応速度論に…

たまむし
4か月前
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【アッセイを考える #3】ミカエリス・メンテン式の拡張

 「アッセイを考える」シリーズの3回目である。前回は、細胞外では働くが細胞内では働かない…

たまむし
7か月前
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【アッセイを考える #2】細胞破砕液と細胞内環境を分け隔てるもの

 「アッセイを考える」シリーズの2回目である。シリーズ初回となる前回は、必須遺伝子の機能…

たまむし
8か月前
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【アッセイを考える #1】遺伝子ノックダウンとタンパク質阻害は同じようで違う?

 合成生物学に携わる上で、自らアッセイを考えて構築することは避けて通れない。教科書的な知識のみを頼りにしていると、実際にアッセイを成功させるのは難しかったりする。そこには、ある種の「分子生物学的な感覚」が必要なのだろうと思っている。  そこで今回から、「特定のアッセイニーズを含むお題が与えられた時、どのようなアッセイを考えるか?」という思考実験を展開してみたい。回答はあくまで例であり、答えよりもむしろ思考過程に重きを置いている。具体的で明確なビジョンが描けているわけではないが