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実寸橋桁の載荷試験 in トリノ

ご無沙汰してます。
ミラノでPh.D.を始めて約3週間。最近は、文献調査や学会論文執筆の作業が主で、変化のない落ち着いた日々を過ごしています。

一方で、同学科の博士学生の友達が徐々に増えてきて、大学生活が楽しくなってきています。友達大事。


さて先日、トリノに日帰りで載荷試験の見学をして来ました。

筆者が参加したのは、建設後50年以上の供用期間を終えたPC橋の残存性能を調査する研究プロジェクトの一部です。(以下参照)

載荷試験だけでなく種々の非破壊検査等も行われており、耐荷性能に加え実環境における橋梁劣化メカニズム解明への貢献も期待されています。

本事業は、筆者の所属するミラノ工科大学と、トリノ工科大学、ロンバルディア州の自治体の共同事業です。橋梁の解体に始まり、載荷試験等の終了まで計4年間かかり、お金も相当かかった大規模事業です。

詳細を語ることはできませんが、計29個の部材に対して載荷試験等を行い、興味深いデータが現在も続々と出ているので、今後の橋梁の維持管理技術の発展に期待です。


折角なので、自分の博士論文にも結び付けたいと思います。(指導教官もそれを画策してか、見学2日前の夜中に突然誘ってくださったので…)

話は逸れますが、急用で電話を掛けてくるなど教授の距離の近さに驚きです。筆者もメールより直接話す方が好きなので嫌じゃないですが笑


以上、生存報告でした。
筆者は先週、風邪を引いて3日間ほど寝込んだので、皆さんも体調にお気をつけて。チャオ!


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