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胡弓(くーちょー)演奏の基本の「き」

初めての胡弓(クーチョー) その6

2024年8月18日
今日師匠に胡弓の演奏の基本のキを教えていただきました。

正座をして顎を引き背筋を伸ばします。(これは三線と同じ)
弓を持つひじの位置は動かさず、ひじから先を左右に振る動き。
左手に持つ胡弓は垂直に前後左右90度。
(要するに垂直に胡弓を立てます)

目線は弦と弓が触れる部分を見て、
弾きたい弦の見え方を覚える。

実際に弾きたい弦は手前の弦で隠れて見えない
例えば3弦を弾きたかったら見えているのは手前の2弦。

弓を左右に動かしても胴(太鼓)に触れない位置に固定。

まだまだ教えていただいたのですが、
私のメモリはこれでキャッシュオーバー。。。 

上記ですがもちろんすぐに出来る技量は有りません。
私のような劣等生はひたすら毎日基本の形を
体で覚えるように繰り返すしか方法はありません。

さて前日に発覚した「2弦同時に弾いてしまう問題」の件です。
2,3,4弦の間隔が狭くかつ、3弦の位置が低くて
うまく単独で弾くことができない問題です。
これは一発で解決しました。
試しに師匠に弾いていただくと見事にそれぞれの弦が
単独の音階になっているではないですか!

したがってこの問題は
「2弦同時に弾いてしまう問題」から
「(私の技量では)2弦同時に弾いてしまう問題」
に課題名を変更いたします。

ただし師匠も
「確かに3弦のみぞが低くなっていて
すこし難しいかもしれませんね。
4弦胡弓があるのでそれを使いますか?」
とまでおっしゃっていただけました。

ここはあまのじゃくの私です。
「大師匠がせっかく譲って下さり、
また師匠もお弾きになられる5弦胡弓は
ぜひマスターしたいのでこのまま頑張ります!」
と師匠から温かい手を差し伸べていただけたのですが、
それを振り切って苦難の道を選ぶのでした。
(師匠、申し訳ございません)


胡弓一言メモ(初めてのわたしが「へーっ」って思ったこと。)



切れたー。

演奏(引っ掻き?)が終わり
なにげなく弓先を見るとなんと!
毛が切れているじゃないですか!
「わー どーしよー。弦とちがって張り替えることができない」
と焦るわけです。
師匠に相談したところ
「はい、よく切れますよ。速弾きした時は5-6本切れています。」
「え?では最後は無くなる?」
「無くなるまでは弾きませんが、そのうち毛だけを張り替えます。」

今日も練習中に切れている毛を見つけて、
なんだか胸が切なくなります。
自分の額の髪の毛が抜けたときと
同じ気持ちであることに気が付きました。


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