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還暦過ぎたオジサンが胡弓(くーちょー)を始めました。やれるだけやってみようと思っていま…

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還暦過ぎたオジサンが胡弓(くーちょー)を始めました。やれるだけやってみようと思っています。

最近の記事

弓と胡弓と折り返し

2024年9月10日 今日のお稽古では師匠が胡弓で演奏されている 「かぎやで風節」の録画をさせていただきました。 正面で撮影させていただいたので、 弓の動かし方から左手の弦の押さえ方、 胡弓の回し方をそれこそ最高の場所で拝見ができました。 弓の動かし方や胡弓本体の動かし方(回し方)にほぼくぎ付けでした。 また改めて不思議に思ったことが、音が一切途切れないことです。 胡弓は弓で弾くので、例えば弓を弾いてもそれを折り返して、 それを繰り返していかなければなりません。 その

    • 駒のように回る胡弓(クーチョー)

      初めての胡弓(クーチョー) その9 2024年9月5日 毎日胡弓(くーちょー)で練習していますか? と師匠に言われているような気がして (実際そんなことは言われるわけもなく、私の勝手な妄想です) 毎日触ってはいるのですが、 触っているだけでも行かないので、 何とか左右平行に弓を振って弾いてみるのですが、 そもそも左右平行に振れません。 いわゆるギッタンバッタンと八の字を描いています。 更に本来胡弓は90度にまっすぐ立っているべきなのですが、 弦を移動させるために胡弓をま

      • 胡弓(クーチョー)基本の「き」その2

        初めての胡弓(クーチョー) その8 2024年8月27日 今日のお稽古で基本のキ、Part2をお教えていただきました。 引き弓から始める (これは大師匠の教えだそうです) 師匠は「しかし多くの方は押し弓から始めます」とのこと。 引き弓は弓の根元から右に引いていくという弾き方です。 押し弓は弓の先の方から左に引いていくという弾き方です。 人生で初めて弓の楽器を使うわたしにとっては、 どちらも違和感がないので師匠のおっしゃる通りに 練習をしていけます。 しかし胡弓を

        • 胡弓(くーちょー)演奏の基本の「き」

          初めての胡弓(クーチョー) その6 2024年8月18日 今日師匠に胡弓の演奏の基本のキを教えていただきました。 正座をして顎を引き背筋を伸ばします。(これは三線と同じ) 弓を持つひじの位置は動かさず、ひじから先を左右に振る動き。 左手に持つ胡弓は垂直に前後左右90度。 (要するに垂直に胡弓を立てます) 目線は弦と弓が触れる部分を見て、 弾きたい弦の見え方を覚える。 実際に弾きたい弦は手前の弦で隠れて見えない 例えば3弦を弾きたかったら見えているのは手前の2弦。 弓

        弓と胡弓と折り返し

          なぜ胡弓(くーちょー)の弦は切れる

          初めての胡弓(クーチョー) その7 2024年8月19日 昨日師匠からお教えいただいたことをさっそく実践しようと、 夜も遅いので弾くことはせず、形だけでも整えよう。 と正座をして、胡弓を立てて持ち、 弓を左右に振る練習をし始めました。 しかしそれじゃーつまらないので音を少し出すことにしました。 しかししかし!音程が違っているので調弦(ちんだみ)を することにしたのが運の尽き。 4弦のカラクイを巻いているとき 「ばちっ!」 はい、見事に4弦が糸掛けから5センチのところ

          なぜ胡弓(くーちょー)の弦は切れる

          初めての胡弓(クーチョー) その5

          2024年8月17日(土) 接着剤で修復したウマでやってみることにしました。 慎重にやりたかったので仕事のない休日に 時間をたっぷりとれる土曜日になってしまいました。 8月7日に胡弓が届いてから10日も経っているのですが まだまともに演奏ができません。 (いや、訂正します。仮に問題が無くとも、まともに演奏はできませんが) 今度こそと慎重にカラクイを巻いていきました。 倒れたらウマは壊れるし、巻き取ると弦は切れるのでそこは慎重に慎重に。 まずは1弦が降れないことを確認し、

          初めての胡弓(クーチョー) その5

          初めての胡弓(クーチョー) その4

          2024年8月11日(日)その2 前回は胡弓の調弦(ちんだみ)をしていたところ、 ばっちん!とウマが3つに崩壊したところまでお話をしました。 なぜ3つに分裂したウマを見て呆然としたかというと 私の持っている胡弓は5弦なんです。 利用されている方は少ないそうで、 いわゆる既製品というものはなく特注品なのです。 (なぜそんな珍しいものを手にしたかという経緯はこちら) 当然ウマも特注ですし、もちろん予備などは持っていません。 そもそもこちらで沖縄の胡弓(くーちょー)を 製作して

          初めての胡弓(クーチョー) その4

          初めての胡弓(クーチョー) その3

          2024年8月11日(日) 今日は休日、時間もたっぷりとれるので調弦(ちんだみ)して早速弾いてみるか、と取手がしっかりと付いた(これはこちらに詳しく)アルミケースから胡弓を取り出しました。 そこで気が付いたのですが、胡弓の各弦の音を知らないんです。 実は私の胡弓は5弦なのです。 胡弓は三線と同じく3弦でそもそも3弦の場合はCFC(合四工) のような気がします。 5弦はそれを上下(左右?)に挟む形であるわけですが、 どんな音にするべきかは全く想像が付きません。 早速ネット

          初めての胡弓(クーチョー) その3

          初めての胡弓(クーチョー) その2

          2024年8月7日(水) 東京の自宅に戻ってきて数日が経ったころ届きました。 段ボールで厳重に梱包されていました。 その日の夜早速梱包を解いて、さてケースを取り出すかと 取っ手を持って段ボールから引き出そうとしたところ 「ぼぎっ」 と鈍い音。 見事に取っ手が取れてしまいました。 実はその時「えーっ」ではなく「やっぱり・・・」 と思ったのは訳があります。 沖縄でケースを選ぶときに大師匠(師匠の師匠)から 「頑丈だからアルミケースにした方が良いと思いますよ」 と勧められた

          初めての胡弓(クーチョー) その2

          初めての胡弓(クーチョー)

          2024年8月1日(木) ホテルで仕事をしていると師匠から入電。 「大師匠(師匠の師匠)が文さん(これが私の名前)から 電話が欲しいとおっしゃっていますので、電話してもらえますか」 なんだろうと早速電話してみると 「今●●(三線屋さんの名前)にいるのですが、文さん来られますか。 実は私の胡弓が出来上がったので、それをお譲りしようと思って」 ここから私の胡弓とのお付き合いが始まったのでした。  どこから話せばよいのだろうか。三線コンクールの新人賞を 受験するためにここ那覇

          初めての胡弓(クーチョー)