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コロナワクチン接種後に死亡した14歳、副反応疑いの報告で2人目の「α」認定!

厚労省が7月28日に公開した資料から、コロナワクチン接種後に死亡したとして国に報告された14歳の女性について、専門家が「ワクチンとの因果関係が否定できない」と評価したことがわかりました。この女性は、徳島大が死亡とワクチン接種の関連性を指摘していた中学生とのことです。

2人目の「α」認定

以下、産経ニュースからの引用です。

14歳女子中学生死亡、関係否定できず コロナワクチンで2例目
2023/7/28 12:52
新型コロナウイルスワクチン接種後に死亡したとして国に報告された14歳の女性について、専門家が「ワクチンとの因果関係が否定できない」と評価したことが28日、厚生労働省の公表資料で分かった。関係者によると、女性は徳島大が死亡とワクチン接種の関連性を指摘していた中学生
ワクチンの副反応を議論する厚労省の専門部会にはこれまで2000件以上の死亡例が報告されているが、接種との因果関係が否定できないとされたのは2例目。1例目は42歳の女性で、昨年11月に死亡した愛知県の女性とみられる。
資料によると、女子中学生は昨年8月10日に米ファイザー製のワクチンで3回目の接種を受けた。翌11日に呼吸困難になり、12日に死亡した。

https://www.sankei.com/article/20230728-BMQ5C5VCXRKN7NNME4YCLLEBXI/

徳島大が死亡とワクチン接種の関連性を指摘していた中学生については、以前の記事で取り上げました。

今回の「α判定」については、四国放送などでも取り上げられています。


副反応疑いの報告と救済認定制度は、別々に審査されています。副反応疑いの報告で「ワクチンと死亡との因果関係が否定できない」と評価されたのは、今回の中学生で2件目です。

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/001126199.pdf

ほとんどがγ判定ですが、初めてα判定が出た方については、下記の動画でも取り上げられています。

上記の方は、多くのテレビでも取り上げられた愛知県の方ですが、接種したのはオミクロン株対応ワクチンでした。今回α判定となった中学生が接種したのは、起源株ワクチンです。

厚労省の資料は、下記のページで公開されています。

資料1-3-1 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注)

解剖について細かく書かれているので、専門的な部分はカットしてあります。

事例:1809 14歳 女性
接種日:2022年8月10日
死亡日:2022年8月12日
ロット番号:FP9654  3回目接種

(文献情報に基づく製造販売業者からの報告)
基礎疾患等:起立性調節障害
剖検による死因:肺水腫、肺うっ血、心筋炎、心膜炎
2022/08/10、患者はBNT1262b2 mRNA COVID-19ワクチン/ファイザー(コミナティ)の3回目接種を受けた。 起立性調節障害の既往歴はあるものの、患者は元々健康で、中学校の運動部で活躍していた。

ワクチン接種の翌日、患者は、摂氏37.9度の発熱があったが、同日夕方には回復した。患者の姉妹(その夜、患者と一緒に就寝した)は、患者は呼吸困難のため一時的に目を覚まし、姉妹と話をしてすぐに寝たと報告した。翌朝、患者の母は、患者に呼吸がなく顔色が悪いことに気がつき、すぐに救急車を呼んだ。救急隊が患者宅に到着したとき、患者は心
肺停止状態であり、二次救命処置を行う試みは失敗した。患者は、3回目ワクチン接種の45時間後に死亡した。

剖検は、突然死の原因を評価するため翌日に実施された。

診断:ワクチン関連の多臓器炎症の診断は、細菌またはウイルス感染がないこと、自己免疫疾患を示唆する過去の病歴がないこと、アレルギー反応がないこと、ワクチン以外の薬物曝露がないことに基づいて実施された。

心筋心膜炎は、多臓器炎症の一形態である。肺炎も含まれるが、肺炎だけで突然死の原因となることは少なく、組織学的に赤血球を含むマクロファージの存在や肺のうっ血性浮腫は、前日からの心不全の兆候を示唆していた。 炎症の範囲は比較的狭かったが、心房を中心とした病巣の存在と息苦しさは、死亡の数時間前に心不全を疑わせる所見である。このため、死因はワクチン関連の心筋心膜炎との診断に至り、これが重度の不整脈と心不全を引き起こした。

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/001126199.pdf

(報告医1からの情報に基づく製造販売業者からの報告

ワクチン関連の多臓器炎症は、細菌やウイルス感染がないこと、自己免疫疾患を示唆する病歴がないこと、アレルギー反応がないこと、ワクチン以外の薬物暴露がないことから診断した。
多臓器炎症の一種である心筋心膜炎が死因と考えられた。他の原因は、このプロセスの間に除外された。

我々は、本症例はCOVID-19ワクチンが全身性炎症を引き起こす可能性があることを組織学的に示すものであり、有用であると考えている。

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/001126199.pdf

製造販売業者が、「COVID-19ワクチンが全身性炎症を引き起こす可能性があることを組織学的に示すもの」だと言っています。

専門家による評価【令和5年7月28日時点】

本症例では、アレルギー、薬物曝露、先行する感染症が否定されており、接種後短期間のうちに心臓を含む多臓器に炎症が生じている。患者の基礎情報や接種から症状の発現時期等を総合的に踏まえると、ワクチン接種により心筋心膜炎が生じたと考えて矛盾しない。
本症例は、心臓における炎症所見は心房領域が中心と報告され、論文
においては、心房由来の不整脈が死亡の原因として想定されたと報告されているが、心筋炎では致死的経過をたどることもあり、心室性の致死性不整脈が生じた可能性も否定できない。本症例が基礎疾患がなく、健康な若年者であることも踏まえると、心筋炎から不整脈を生じ、死亡
に至ったと考えたとしても得られている情報と矛盾しない。
なお、心臓以外の複数の臓器における炎症が死因に寄与している可能性については、他臓器における炎症所見の詳細が得られておらず、影響の程度は不明である。

https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/001126199.pdf

2021年12月5日に配信された「【河野太郎のLIVE配信】たろうとかたろう」で元ワクチン担当大臣は、「心筋炎について反ワクが騒いでいるが、ほとんど軽症なので全然気にすることはない」と言っていました。

心筋炎については、14:52ぐらいから始まります。

14歳女子の死因は、「ワクチン関連の心筋心膜炎との診断に至り、これが重度の不整脈と心不全を引き起こした」と書かれています。

このような事例があっても、「全然気にすることはない」などと言えるのでしょうか。