コロナワクチン接種後の健康被害救済制度、心筋炎など新たに197件が認定
5月8日に開催された「第5回 感染症・予防接種審査分科会」にて、新たに197件が予防接種健康被害救済制度で認定されました。
第5回 感染症・予防接種審査分科会
新たな報告は、厚労省のサイトで公開されています。
2023年5月8日
以下、審査結果の一部です。
若い世代の心筋炎・心膜炎が多いですし、10代でもギランバレー症候群や末梢神経障害などが認定されています。
審査のスピードが遅いので、審査結果が出たのはまだ進達受理件数の半分にも満たない数です。
救済制度で認定されたということは、因果関係が否定できないということです(下記参照)。
厚生労働省の研究班が行った副反応の実態調査(中間発表)では、「特定の症状や疾病の報告の集中はみられなかった」「ワクチン接種との因果関係を検証することはできない」などの理由から、「現時点で懸念すべき特定の症状はみられなかった」と分析していました(下記参照)。
コロナワクチン接種後の若い世代に、これだけ心筋炎・心膜炎が起きて認定されているだけでも、十分「懸念すべき」ことだと思います。
心筋炎や心膜炎は、軽視してよい疾病ではないはずです。厚生労働省の研究班は、なぜこれらの若者に目を向けないのでしょうか。
被害で苦しんでいる方たちが苦労して集めて提出した書類には、カルテの内容なども含まれているはずです。副反応疑いの報告、救済制度の審査、研究班の調査は、なぜそれぞれが別々に行われているのでしょうか。