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ワクチンに関する死亡報告一覧から読み取れる「異常さ」

厚労省のサイトでは、インフルエンザや帯状疱疹予防など、コロナワクチン以外のワクチン接種後に死亡した事例の報告も公開されています。2024年4月と7月の報告を掘り起こしました。


4月15日の報告より

ワクチン接種後の死亡報告は、下記のサイトで公開されています。現時点での最新の報告は2024年7月29日分ですが、1つ前の4月15日分も掘り起こしました。文字が小さい部分は、厚労省のサイトでご確認ください。


2024年4月15日

資料2-31 ワクチン接種後の死亡報告一覧


ジェービック Vは、日本脳炎の予防ワクチンです。1月26日の合同部会でも報告されているのに、4月の合同部会でもまだ調査中となっています。

シングリックスは、帯状疱疹の予防を目的とした世界で初めての遺伝子組換え型のサブユニットワクチンです。日本では、50歳以上の成人における帯状疱疹の予防を適応として2018年に承認されましたが、2023年の追加承認により、帯状疱疹を発症するリスクが高いと考えられる18歳以上の成人にも接種対象が拡大されました。

事例3は、帯状疱疹を予防するために接種したのに、帯状疱疹を発症しています。

事例4も、帯状疱疹予防のワクチンで帯状疱疹を発症。事例6は、肺炎球菌ワクチンで肺炎を発症。

これは普通の商品だったら、不良品レベルではないでしょうか。
しかも、報告医評価が「入手不可」とはどんな事情があるのでしょうか。

事例7は、アクトヒブ(インフルエンザ菌b型による感染症の予防)、プレベナー13 (13 価肺炎球菌結合型ワクチン) 、ロタテック(ロタウイルス感染症を予防するワクチン)の同時接種。乳幼児の同時接種につては、下記の記事で詳しく取り上げています。


事例10と12は、インフルエンザとコロナのワクチン同時接種。
事例12は、報告医評価が「関連あり」となっています。


事例10
事例10


インフルエンザとコロナのワクチン同時接種後に死亡した事例は、過去の記事でも取り上げています。


「インフルエンザHAワクチン」は複数の製薬会社が販売しています。
KMバイオロジクスと書かれているものは、製造販売元/KMバイオロジクス株式会社、販売元/Meiji Seika ファルマ株式会社のワクチンです。

下記で、製薬会社とそれぞれの添付文書を確認できます。添加剤などが違っているので、死亡事例との関連があるかもしれません。


フルービックHAシリンジワクチンはインフルエンザ予防ワクチンですが、1つの注射器が1人分となっているタイプ。添加剤として、チメロサールもホルマリンも含まないのでこれを選んで接種する人もいるようですが、報告医評価が「関連あり」となっています。

添加剤の違いについては、下記の記事で取り上げました。


事例17は、コロナとインフル同時接種。同時接種は安全とは思えませんが、なぜ注意喚起しないのでしょうか。

事例20は、インフルエンザワクチン接種翌日に息苦しさなどがあったようですが、本人が救急要請を希望しなかったと書かれています。このような事例を広く知らせておくことで、助かる人がいるかもしれないのに、厚労省サイトの奥深くから掘り起こさなければ知ることができません。


2024年7月29日の報告より

以下は、4月分と重なっている事例もあります。


資料2-34  ワクチン接種後の死亡報告一覧


事例1は、4月分は調査中だったものが詳細が書かれています。接種から11時間27分後に死亡が確認されても「評価不能」。


事例2は、4月分の事例5の詳細。事例3は、4月分の事例7の詳細。接種30分後に呼吸が認められなくなって、翌日に死亡しても評価不能。

「プレベナー」と「アクトヒブ」は、これらのワクチンを接種した乳幼児が接種翌日から3日後に死亡する事例が4件起きたことを受けて、2011年3月4日から、一時、接種見合わせの対象となっていました。

けれども、約1ヶ月後の2011年4月1日から接種が再開されています。

※第一三共は、2018年12月末日をもって「アクトヒブ」についてサノフィとの販売提携を終了。



https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000016yw1-img/2r98520000016z53.pdf

「現時点では直接的な明確な因果関係は認められない」と書かれていますが、今も接種後の死亡は起きていますし、再開されてすぐの報告でも死亡は起きていました。

ヒブワクチン及び小児用肺炎球菌ワクチンに関する死亡報告一覧
(平成23年6月4日までの報告分)


ヒブワクチン及び小児用肺炎球菌ワクチンに関する死亡報告一覧
(平成 24 年 10 月 26日現在)


「因果関係は不明」で終わらせてしまっているから、被害が出続けているのではないのでしょうか。安全が確認されたわけでもないのに接種を再開したなら、一時見合わせた意味がありません。死亡事例が今も出ていることを、保護者の皆さんはご存じなのでしょうか。

さらに、当時は接種後の死亡が4件起きたら一時見合わせとなったのに、コロナワクチンは救済制度で認定された人だけでも800人以上(2024年10月7日時点で867人)いるのに、接種し続けているのはなぜなのでしょうか。

2024年7月29日分続き。


事例4、国が安全だと言って勧めているHPVワクチン接種後の死亡ですが、報告医師評価は「入手不可」。因果関係も情報不足で評価できないなんて、無責任ではないでしょうか。このような報告こそ、もっとしっかりと調べるべきです。詳細を調べていないのに、なぜ「安全」だと言えるのでしょうか。

事例5、B型肝炎、Hib(インフルエンザ菌 b 型)、肺炎球菌、4種混合ワクチンの同時接種して、翌日に死亡。


事例7、麻しん・風しん混合、水痘、おたふくかぜワクチンの同時接種。接種9日後に反応がない状態で発見され、10日後に死亡。

乳幼児についての詳細は、下記に書きました。


事例8と9は、ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)を接種して、侵襲性肺炎球菌感染症による肺炎が発現。

上記によると、「侵襲性肺炎球菌感染症は、肺炎球菌による侵襲性感染症のうち、この菌が髄液又は血液から検出された感染症のことをいう」そうです。予防のポイントとして、「侵襲性肺炎球菌感染症の予防にはワクチンの接種が有効です」と書かれています。

ニューモバックスは、抗原として23種類の肺炎球菌莢膜血清型ポリサッカライドを含む肺炎球菌ワクチン。23種類の血清型は、添付文書に書かれています。


添付文書(第4版)より

事例8の35Bは含まれていませんが、事例9の3は含まれています。それなのに、接種後に血清型3による肺炎で死亡したのです。

そして、この2つの事例はどちらも、報告医師評価が「入手不可」というはとても不自然だと感じます。このような事例こそ、きちんと調べるべきではないのでしょうか。

以下調査中が続きますが、乳幼児の同時接種などが報告されています。


そして、インフルエンザワクチン接種後の死亡が3件。いずれも高齢者です。このような重要な事例について、「入手不可」とか「評価不能」で済ませてよいのでしょうか。この方たちのコロナワクチン接種歴なども、ぜひ調べてほしいです。

それにしても、予防するためのワクチンを接種してその病気になるなんて、普通の商品だったらもっとみんな問題にすると思うのですが、なぜ問題にならないのか不思議です。

例えば、日焼け止めクリームを使ったのに、もし逆に日焼けしてしまったら、メーカーにクレームを入れる人も多いと思います。また、少しでも安全性に問題があるとわかったら、コスメなどはすぐに回収されます。けれども、あれだけ健康被害や死亡者を出しているコロナワクチンでさえ、国は接種を勧め続けて販売が継続されています。

なぜワクチンは、こんなに特別扱いされているのでしょうか。この一覧を見ただけでも、ワクチンに関する「異常さ」がわかります。ワクチンの効果や安全性についてネガティブなことをいうと、なぜデマと言われたり、非国民のように扱われるのでしょうか。なぜ被害者が誹謗・中傷されるのでしょうか。

政府は、ワクチンの安全性より「100日ミッション」を達成することに力を入れています。このままでは、コロナワクチンの安全性が検証されないまま、新しい技術を使ったワクチンが次々と開発されてしまうでしょう。