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携えるものは


私が携えるものの1つ、フィルムカメラ。
私は写真家として活動していて、主に使っているのがフィルムカメラである。

フィルムカメラが好きや。
この上の写真のカメラを今はメインで使っている。

今回は、なぜフィルムカメラを使っているのかを書こうと思う。

その前にまず、私が写真を撮る理由、思いを少し。
それぞれが持つ素の表情や、笑顔、空気感がとても好き。希望が漲る感覚をくれる光も好きで。ひとの表情も、出会う空間も光も、同じ瞬間は無い、一期一会だと思っている。そんな瞬間を捉えたいという気持ちで撮っている。そしてその瞬間は、他の人のパワーにもなると思っていて。そんな素敵な瞬間を共有し合えたらどんなに素敵だろうなあと。私にとってそんな希望や平和な瞬間を生み出すツールのひとつなんや。

さて、フィルムカメラを使う理由について。今回は3つあげようと思う。
・撮る時の被写体との空気感、コミュニケーションなどをより感じて大切にしたい、またその瞬間を逃さないためである。
・光を捉えた時より柔らかいイメージ、白の色が暖かい
・1本に撮れる枚数が決まっているので1枚1枚をより大切にできる


まず”人とのコミュニケーションを大切にしたい、またその瞬間をより逃さないため”。
フィルムカメラは撮影したその場でどんな写真になったか確認ができない。なぜかというと、使い切ったフィルムを現像をして紙へのプリントやデータ化にしてようやく見ることができるからだ。その場で確認できるのがデジタルカメラの良さの一つである。私は、その場で確認できないことでその空間や、被写体とのやりとりにより集中出来るため、この点を良き点として活かしている。

次に、”光を捉えた時より柔らかいイメージ、白の色が暖かい”という点。
これは個々の好みや感覚の違いによると思うのやけど、光が好きな私にとってフィルムカメラで撮影した時の光の描写が心奪われるのだ。また優しい雰囲気に仕上がるのが純粋にとても好き。

最後の”1本に撮れる枚数が決まっているので1枚1枚をより大切にできる”については、
枚数が限られるこその良さやと思う。スナップ写真が多いからこそ、それぞれの生活や空間や瞬間を大切にすることを大事にしたいし、これからも忘れないでいたい。

そんな色々な思いを込めてのフィルムカメラである。カメラと一緒にこれからも色々な世界や景色を見て、捉えていきたいと思う。

おたのしみに:-)

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