日本政治史研究①
始めまして。文修です。
あ、さすがに本名じゃないですよ。文系修士課程だから、「文修」です。安直ですね非常に。
さて、私は文系の中でも法学研究科で日本政治史研究を進めています。その名の通り、日本の政治の歴史を研究しています。
では、日本政治史って何なんでしょう???
これは、修士課程に入ってから悩み続けていることです。この疑問を解消していくために、note始めることにしました。
いろんな方に見てもらえると嬉しいです。
さて、日本政治史を法学研究科で行う意義という観点から「日本政治史とは」というテーマを検討してみましょう。
言わずもがなですが、「歴史」を研究するのは「歴史学」です。
では、日本政治史は「歴史学」の一つでしょうか。
その答えは、「Yes」です。おそらくこれは多くの研究者の方にご賛同いただけると思います。
では、日本政治史は法学研究科じゃなくて人文学系の研究科で研究するべきではないでしょうか。
しかし、法学研究科に日本政治史コースが存在する。なぜか。
それは、「政治」を研究する学問でもあるからです。政治学は社会科学の一種で、人文学とは別個の扱いをされます。社会科学では、リサーチ・クエスチョン(RQ)を立てて因果関係を紐解いていくことが理想とされます。
ですが、歴史学で因果関係を紐解くことは非常に難しい。なぜなら、歴史学ではその事象そのものに着目することを重視するからです。
では、日本政治史はどこに位置づけられるのでしょうか。
私は、歴史学と政治学が融合したものが日本政治史であり、その度合いはグラデーションである、と考えます。
そのため、日本政治史の各研究者が自分自身でその度合いを創ることができるように思われます。
極端に言えば、「歴史学要素70%・政治学30%」や「歴史学要素20%・政治学80%」といったような感じです。
ただ、あまりに政治学要素が強い場合は、社会科学の「歴史的制度論」研究に近くなるようにも思われるので、その塩梅が重要になるでしょう。
では、本日の結論。
「日本政治史とは、歴史学と政治学の融合であり、その度合いは各研究者に委ねられるものである。しかし、その度合いが極端な場合は避けるべきである。」
というものでした。
更新あるがわかりませんが、研究や就活のことを書いていきたいのでよろしくお願いします!
ソレデハ!
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