21世紀の評価基準

  • 21世紀からは精神の時代だと言われる。人の評価の基準が2000年に入り大きく変わった。

  • 20世紀までは物質の時代だった。1900年台の歴史をみても分かるように、戦争の世紀であり、人よりも物の価値が高かった。そのため人がまるで物のように亡くなっていったのである。

  • 20世紀の人の評価基準は"武力"、"強さ"だった。そして、20世紀は終わりに究極の殺戮兵器である原子爆弾が生まれ、物理的な武力の頂点に達した。

  • ここでいう、人の評価基準は100年周期で変わっていて、1000年周期でも大枠が変わるが、2000年・21世紀はその周期が同時に来た大きな節目なのである。

  • 21世紀からは人の評価基準がガラッと変わり、その基準を簡単に述べると "人気" である。その人が魅力的で、人をどれだけ集められるかが、価値判断として重要な時代になったのである。

  • まず、21世紀に入り大きく変わったと述べたが、それは人自体の価値が上がったということである。20世紀までは物の価値が高かったが、21世紀に入り、物よりも人の価値の方が高くなったのである。

  • そのため、今は物余りの状況となり、質が悪くても大量に作れば売れるという時代は終わったのである。それより今は、商品自体の人気や、売る側が魅力的であるかどうかの方が重要な時代になったのである。

  • その傾向が出ていると分かるのが、昨今のSNSのフォロワー数や、動画の再生数の顕示・競争である。これは人気であることが今の21世紀の時代で生き抜く上で重要になっているからである。この傾向はインターネットが世に広まり始めた頃、ホームページが検索エンジンの上位にくるかどうかどうかが、ビジネスをする上で重要なことになったことから始まっていた。

  • 他にも、人の価値が上がったと見て取れるのは、昨今の筋トレをする人の増加である。これは人自体の価値が高まったため、その重要な要素である自分の体を鍛えること、ボディメイクすることの重要性が高まっているからである。

  • 21世紀も深まっていき、これらの傾向はこれからますます表れていくだろう。この時代に生き抜くために我々はそれに合わせていくしかない。傾向を知ればその指針にはなるはずだ。

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