小噺「売れて、売れて、カラダがもちません」
糸山もち店:息子
「お父さん、最近えらいおもちが売れるんですよ」
父
「なんかなあ、不思議やのう」
息子
「家におる機会が多なったし、ごはんは炊かないとあかんけど、もちはチンするだけで、ご飯一杯分は十分あるから、腹持ちがいいんですよ」
父
「ほんまに、それをテレビでやったもんやから、売れて売れて、日持ちがするからなぁ、この商店街で売れて、儲かってて忙しいのはうちだけやで」
息子
「絶対に商店川あの人には儲かってるてなこと言ったらあきませんで、いやいや、ぼちぼちやがな言うとかんと恨まれますよ」
父
「そやな、儲かってるてなこと言うたらか、あれさえ、これせえ言われるから」
息子
「寄付ばかりさせられるで」
森安
「おうこれは、森山もち店の大将、どうでっか?」
父
「いやいやもちもちでんな」
おわり